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 カテゴリー 歴史教科書問題

2008年4月17日

沖縄県議会の議長ら、集団自決 検定意見の撤回要請

http://www3.nhk.or.jp/knews/t10014015121000.html

 沖縄戦のいわゆる集団自決に関する裁判で、「日本軍が集団自決に深くかかわったと認められる」とする判決が出されたことを受け、沖縄県議会の議長らが文部科学省や総理大臣官邸を訪れ、「日本軍の強制」という記述を教科書から削除した検定意見を撤回するよう要請しました。・・・・

[関連ニュース]
教科書検定意見撤回を求める県民大会
教科書検定:集団自決問題 首相らに撤回要請文
「係争中」と撤回拒否/教科書検定要請
「軍強制」記載、改めて要請=沖縄県議長ら

2008年4月 3日

大江・岩波沖縄戦裁判 評価できる「軍命」に踏み込んだ大阪地裁判決

http://www.news.janjan.jp/column/0804/0804010031/1.php

 大阪地裁は元戦隊長らの名誉毀損を認めなかったがこの裁判は大江氏が著書の中で元戦隊長を「巨きい罪の巨塊」としたという曽野氏の著作が発端である。しかし、曽野氏の指摘は誤り(誤読)である。このことは『月刊日本』に詳しい。・・・・

2008年3月31日

「大江・岩波裁判」 大江氏側全面勝訴の判決

http://www.news.janjan.jp/government/0803/0803283724/1.php

 作家・大江健三郎氏の著書「沖縄ノート」などで名誉を傷つけられたとして旧陸軍幹部らが、大江氏と出版元の岩波書店を相手取って出版の差し止めと1500万円の慰謝料などを求めていた裁判の判決が28日、大阪地裁であった。・・・・

[関連ニュース]
決意「教科書正す」/勝利判決 国に重し
沖縄戦訴訟 支援者ら報告集会

2008年3月 3日

透明性向上など要請 文科相、教科書検定に改善4項目

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080229-00000009-ryu-oki

 教科用図書検定調査審議会(会長・杉山武彦一橋大学長)の総会が28日午後、千代田区の東京会館で開かれ、渡海紀三朗文部科学相が教科書検定手続きの改善方策を審議するよう要請した。・・・・

[関連ニュース]
教科書問題 検定手続き改善要請

2008年2月29日

渡海文科相が教科書検定の改善検討要請

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080228-328900.html

 渡海紀三朗文部科学相は28日、東京都内で開かれた教科書検定審議会(会長・杉山武彦一橋大学長)の総会で、議事の透明性向上など検定手続きの改善や、新学習指導要領に対応した検定基準の見直しについて審議するよう要請した。・・・・

2008年2月25日

教科書検定、集団自決問題 見直し審議、来週スタート-渡海文科相

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2008/02/20080222dde041040067000c.html

 沖縄戦の集団自決をめぐる昨年の教科書検定問題を受け、渡海紀三朗文部科学相は22日の閣議後会見で、文科相の諮問機関・教科用図書検定調査審議会に、検定制度の見直しのための審議を要請する考えを示した。・・・・

2008年1月31日

集団自決での「軍命」記述は県民が一枚岩で 文科省に教科書「検定意見の撤回」要求で集会

http://www.news.janjan.jp/column/0801/0801290822/1.php

 沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐる教科書検定問題で、6・9沖縄県民大会実行委員会主催の「文部科学省再訂正指示による歪曲に抗議する」集会が28日午後6時30分から那覇市古島(ふえうじま)の教育福祉会館で開かれ、約150人が参加した。 ・・・・

[関連ニュース]
教科書検定 撤回拒む国に抗議 沖縄県民大会実委が集会

2008年1月24日

書き直し調査官が「強制」、教科書会社、4度申請

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200801231700_04.html

 作家・大江健三郎さんらを被告とする沖縄戦「集団自決(強制集団死)」訴訟で被告側を支援する首都圏、大阪、沖縄の三団体は二十二日夜、教科書検定意見撤回を求める集会を都内で開いた。・・・・

[関連ニュース]
集団自決 軍強制なぜ認めない 検定意見の撤回求め集会

2008年1月16日

訂正申請の結果についての社会科教科書執筆者懇談会の声明

俵義文のホームページ
 ∟●訂正申請の結果についての社会科教科書執筆者懇談会の声明

訂正申請の結果についての社会科教科書執筆者懇談会の声明

 12月26日、文部科学省は、沖縄戦記述に関する高校日本史教科書6社8点の訂正申請について、審議経過とその結果を発表した。これについて私たちの考えるところを以下の通り表明する。
1.今回の訂正申請は、多数の県民を結集した9月29日の検定意見撤回を求める沖縄県民大会の決議を受け、政府・文科省が、検定によって書き換えられた教科書記述について訂正申請があれば対応すると表明したことによって具体化したものである。県民大会決議の核心は、検定意見の撤回と「集団自決」に関する記述の回復である。これを受けた訂正申請の受理である以上、事実上検定意見の誤りを認め、記述の回復をはかるための訂正申請の受理であったというべきである。
したがって、各教科書の当初の訂正申請文は、表現はさまざまではあるが、軍の強制という表現も含め検定前の記述の回復をはかるものである点は共通している。訂正申請の結果、その一部は認められ、検定後の見本本の記述がある程度改善された面もみられる。これは、沖縄県民の抗議や私たちの運動によって、当初の検定意見による書き換えがあまりにも不当なものであったことを認めざるを得なくなった結果といえよう。しかしながら承認された訂正申請文からは、日本軍が「集団自決」を強制したという趣旨の記述はすべて削除された。その根拠と思われるのは、検定審議会の「基本的とらえ方」と題する文書でみる限り、「それぞれの集団自決が、住民に対する直接的な軍の命令により行われたことを示す根拠は、現時点では確認できていない」という一文のみである。・・・・


改めて検定意見撤回要請=沖縄県議長ら

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20080115-2

 沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定で、文部科学省が教科書会社の訂正申請でも「日本軍の強制」という記述を認めなかったことについて、仲里利信沖縄県会議長らは15日、同省を訪れ、改めて検定意見の撤回と記述の復活を要請した。・・・・

2008年1月 9日

最近の教科書検定問題に見る各種審議会委員の人選

http://www.news.janjan.jp/government/0801/0801078539/1.php

 教科書検定をめぐる最近の、沖縄住民集団自決に軍の強制があったか否かに関する騒動は、ひとまずは文科省の、「強制」を「関与」と書き換える小細工で収拾に向かっているかに見えるが、この騒動は改めて、いくつか考えさせられる問題を露呈してくれた。ここではそのひとつである教科書審議会―教科書調査官というヒエラルキーに関連した問題を議論したい。・・・・

2007年12月31日

文科省の態度に怒りの緊急集会 「集団自決は強制だ」

http://www.news.janjan.jp/column/0712/0712280062/1.php

 高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決」の記述で、「日本軍の強制」の訂正が認められなかったことに対する怒りの緊急抗議集会が27日午後6時から那覇市内の県民広場で開かれ、教職員や労組、学生、市民など主催者発表で700人が参加、「日本軍の強制」の記述復活と検定意見の撤回を求めた。・・・・

[関連ニュース]
沖縄戦教科書検定・ふたたび歴史の真実を歪曲
「強制」削除市民怒り/運動の継続誓う
検定意見の撤回要求 沖縄で集会 文科省に抗議 「集団自決」

2007年12月28日

迷走する教科書検定、「密室」制度に批判の声も

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07122703.htm

 来春から使用される高校日本史の教科書検定で、沖縄戦の集団自決に「日本軍の強制があった」とする記述が削除された問題は26日、「強制」を「関与」に言い換えることで決着した。・・・・

[関連ニュース]
「軍強制」復活を要請/執筆者らが文科省に
自民党歴史教育議連、教科書“再検定”を批判
検定意見、事実上の撤回-文科省
教科書検定:集団自決問題 検定審判断、評価と批判交錯--「一歩前進」「歪曲だ」
教科書検定:集団自決問題 「日本軍関与」が復活 「強制」は認めず--検定審
「軍の強制」認めよ=教科書検定の訂正で共産
沖縄戦教科書検定に異論=自民議連
教科書検定審議会

2007年12月27日

「軍が関与」の記述で決着 事実上「強制」認める

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/67903.html

 沖縄戦の集団自決をめぐる高校日本史教科書の検定問題で、教科書検定審議会は「日本軍により集団自決に追い込まれた」など、軍の関与があったことを示す記述で各教科書会社から出された訂正申請を「承認することが適当」と決定し26日午後、会長の杉山武彦一橋大学長が渡海紀三朗文部科学相に報告した。 ・・・・

[同ニュース]
<教科書検定>沖縄集団自決「日本軍関与」復活…審議会判断
沖縄集団自決、異例の“再検定”で軍強制復活
集団自決、文科省の結論に一定の評価=沖縄
教科書訂正承認に安堵と不満=沖縄議長ら
不合格では売れない=教科書会社苦しい選択
「恣意的」―執筆者が批判=文科省は公正強調
表現譲歩で両立図る=教科書検定
教科書検定審見解の要旨
集団自決で教科書6社の訂正申請承認=文科省

2007年12月25日

沖縄集団自決「日本軍強制」は不可、検定審

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20071222-6

 沖縄戦の集団自決をめぐる高校日本史の教科書検定問題で、教科書会社からの訂正申請を審査している教科用図書検定調査審議会の日本史小委員会が、「日本軍の強制」を直接的に記述する訂正は承認すべきでないとする方針を固めたことが21日、関係者の話で分かった。・・・・

[関連ニュース]
教科書問題で記述回復を政府に要請へ
「県民ばかにしている」/「軍強制」文言回避

2007年12月19日

「軍命あった」 沖縄戦専門家の林教授が講演

http://www.news.janjan.jp/column/0712/0712170413/1.php

 「沖縄戦と民衆-『集団自決(強制集団死)』をどうみるか」のテーマで沖縄県平和祈念資料館主催の第2回沖縄戦講座が16日、各地から約100人が参加して同館で開かれた。 ・・・・

2007年12月14日

教科書検定、集団自決問題 審議会の考えに応じ一部を加筆、修正

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2007/12/20071213ddm041040070000c.html

 沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題で、訂正申請を文部科学省に提出した教科書会社の執筆者が12日、教科用図書検定調査審議会から示された「考え方」に応じて訂正内容を一部加筆、修正したことを明らかにした。・・・・

2007年12月13日

全大教、「軍による強制」について度重なる修正意見―抗議―再修正の悪循環を打破するために:高校歴史教科書問題に関する見解

全大教
 ∟●「軍による強制」について度重なる修正意見―抗議―再修正の悪循環を打破するために:高校歴史教科書問題に関する見解

2007年12月10日

文科省、軍命明記回避を要請 再申請指針示す

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200712071300_02.html

 沖縄戦「集団自決(強制集団死)」への日本軍の強制を削除した教科書検定問題で文部科学省が今月四日、訂正申請した教科書会社の担当者を同省に呼び、記述内容をあらためて再申請させるための教科書審議会の「指針」を示し、その中で「軍の命令」を明記しないよう求めていたことが六日、分かった。・・・・

[関連ニュース]
教科書検定:集団自決問題 「集団自決の背景は多様」 検定審が意向
集団自決、軍強制断定に疑問=教科書検定審
沖縄戦「集団自決」 検定意見撤回拒む 審議会が「指針」 「軍の命令」認めず

2007年12月 5日

1000人「検定意見撤回を」 教科書問題、都内で全国集会

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071204-00000002-ryu-oki

 沖縄戦教科書検定意見撤回を求める全国集会(主催・東京県人会、大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会)が3日夜、東京都千代田区の九段会館で開かれた。・・・・

2007年11月29日

教科用図書検定調査審議会に提出した意見書

日本の現代史と戦争責任についてのホームページ
 ∟●沖縄戦の「集団自決」への教科書検定について 文部科学省 教科用図書検定調査審議会に提出した意見書を公表するにあたって

[新聞報道]
林教授、意見で「軍の強制」強調/「集団自決」問題
「審議会が著書歪曲」 「集団自決」軍強制削除
沖縄戦研究者 文科省への意見書を公開
「集団自決、検定意見撤回を」沖縄戦の専門家が意見書
教科書検定問題:林教授が意見書をホームページ上で公開

2007年11月15日

教科書検定、集団自決問題 つくる会「教科書訂正なら法的手段」

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2007/11/20071114ddm041040177000c.html

 沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題で、「新しい歴史教科書をつくる会」(藤岡信勝会長)は13日、文部科学省で会見し、教科書会社6社の訂正申請が認められた場合、出版差し止めの仮処分申請など法的措置の検討をしていることを明らかにした。・・・・

2007年11月12日

訂正申請出そろう、教科書検定

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200711091300_03.html

 二〇〇八年春から使用される高校歴史教科書の検定で、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に関する記述に検定意見が付いた三省堂が八日、文部科学省に訂正申請を提出した。これで記述を削除された五社七冊の訂正申請が出そろった。・・・・

[同ニュース]
教科書検定:集団自決問題 5社の訂正申請出そろう
教科書検定:集団自決問題 第一学習社も訂正申請

2007年11月 7日

教科書検定、集団自決問題 三省堂教科書も記述訂正申請へ 「軍強制」明記に

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2007/11/20071106ddm012010127000c.html

 沖縄戦の集団自決をめぐる高校日本史の教科書検定問題で、検定意見が付いて記述を修正・削除した教科書会社5社のうち「三省堂」(日本史AB)の執筆担当者が5日、「日本軍によって集団自決を強いられた」との趣旨に記述を改め、文部科学省に訂正申請することを明らかにした。週内に申請する方針。これで5社はいずれも日本軍の強制を明記して訂正することで足並みがそろう見通しになった。・・・・

[同ニュース]
日本軍強制、三省堂も復活へ=教科書検定問題

2007年11月 2日

教科書検定、集団自決問題 1社、訂正申請へ 「日本軍によって」を追加

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2007/11/20071101ddm012010140000c.html

 沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題で、教科書会社のうち1社は、本文の訂正内容を、「日本軍によって『集団自決』においこまれた」とし、1日にも文部科学省に申請することを決めた。脚注や引用史料で軍の強制性をより強調する。方針は執筆者が27日に公表していた。・・・・

2007年10月29日

「沖縄」はなぜ歪曲、攻撃されるのか

http://www.news.janjan.jp/living/0710/0710264601/1.php

 10月25日、「大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会」主催で、大城将保さん(沖縄国際大学非常勤講師・沖縄平和ネットワーク代表世話人)が「沖縄戦の真実と歪曲」と題する講演を行いました。 ・・・・

教科書検定、集団自決問題 「日本軍が強制」強調 脚注や引用史料追加、訂正申請へ

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2007/10/20071028ddm041010163000c.html

 沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題で、訂正申請を予定している教科書会社5社のうち1社が本文中に日本軍の強制性を明示した上で、脚注や引用史料で強制性をより強調することを検討していることが分かった。・・・・

[関連ニュース]
教科書検定:集団自決問題 教科書の訂正申請、文科相「年内結論」

2007年10月19日

教科書検定、集団自決問題 執筆者ら「日本軍の強制性明確に」

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2007/10/20071018ddm041010031000c.html

 沖縄戦の集団自決を巡る教科書検定問題で、教科書会社4社の執筆者らが17日、東京都内で会合を開き、訂正申請で日本軍の強制性を検定前の表記よりもより明確に記述する方針を確認した。・・・・

2007年10月17日

教科書検定、集団自決問題 都内で決起集会-沖縄の実行委

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2007/10/20071016ddm001010082000c.html

 沖縄戦の集団自決を巡る教科書検定問題で、検定意見撤回を求める沖縄県民大会(9月29日)を開いた実行委員会のメンバーが15日夕、東京都千代田区内で行われた総決起集会に参加した。・・・・

[同ニュース]
「沖縄戦集団自決」教科書記述復活へ 脱「安倍」へ首相動く
教科書会社側と意見交換=沖縄要請団
沖縄要請団に反省の意=検定問題で文科副大臣

2007年10月16日

戦時の残虐行為の事実、教科書からの削除を許さない

http://www.news.janjan.jp/world/0710/0710143920/1.php

 沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの記述が教科書検定で削除された問題で、検定の撤回を求める沖縄県民大会が9月29日、11万人の参加を得て開かれた。・・・・

[関連ニュース]
文科省の教科書調査官 採用ルート“闇の中”
検定撤回求め首相官邸に=沖縄県から要請団

2007年10月12日

文科省調査官が介入、波多野委員が初明言 教科書検定審議

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-27964-storytopic-1.html

 文部科学省の高校歴史教科書検定で沖縄戦における「集団自決」(強制集団死)の日本軍強制の記述が削除・修正された問題で、教科書出版社の申請本の合否や検定意見を決定する「教科用図書検定調査審議会」の審議に、文科省の教科書調査官が具体的に関与していることが10日、分かった。・・・・

[関連ニュース]
教科書検定:部会議事録の作成検討へ 文科省
教科書検定:集団自決問題 部会議事録作成検討へ 文科省、決定過程透明化狙い

2007年10月11日

教科書の記述見直し求める意見書、福岡県議会

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20071010-1

 高校日本史の教科書検定で、沖縄戦の集団自決に日本軍の強制があったとする記述が削除された問題で、福岡県議会は10日、記述の見直しを速やかに行うよう求める意見書を採択した。・・・・

2007年10月 9日

教科書検定、集団自決問題 首相、記述見直し容認姿勢-質問相次ぐ

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2007/10/20071005ddm001010046000c.html

 福田康夫首相の所信表明演説に対する各会派の代表質問は4日、衆参両院本会議で行われ、沖縄戦で旧日本軍が住民集団自決を強制したとの記述が3月の教科書検定で削除された問題が相次いで取り上げられた。首相は検定について「軍の関与を否定するものではない。集団自決した住民すべてに自決の軍命が下されたか否かを断定できないとの考えで出されたものだ」と説明。そのうえで「文部科学省でしっかり検討する」と述べ、記述削除の見直しを容認する姿勢を示した。・・・・

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[検定意見]経緯を情報開示せよ
教科書検定:集団自決問題 全国沖縄県人会も撤回要求

2007年10月 5日

教科書改竄の「黒幕」

世界の片隅でニュースを読む

文部科学省が2008年度の高校用日本史教科書の検定で、沖縄戦における軍による住民の「集団自決」強制の史実を改竄したことに抗議する沖縄県民大会が、昨日宜野湾で開催された。参加人数は約11万人。知事や県議会を含む超党派による行動で、まさに沖縄全県の人々のこの問題に対する怒りが今や沸点に達していることを示していよう。
私もこの検定結果に怒りを感じていた1人として、沖縄県民の思いに全面的に共感している。・・・・

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教科書検定:集団自決問題 仲井真知事、文科省に沖縄条項の新設要求へ
教科書検定のやり直し要求=民主が決議案
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2007年10月 3日

検定意見撤回決議、重く受け止める 文科次官

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20071001-2

 沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定意見の撤回などを求めた決議が、先月29日の県民大会で採択されたことについて、銭谷真美文部科学次官は1日の記者会見で「重く受け止める。今後、沖縄県側の意見を伺って対応したい」と述べた。・・・・

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教科書検定:集団自決問題 「軍が強制」記述復活、容認へ--政府答弁書決定
沖縄県知事、あすにも上京=教科書検定問題で
教科書検定見直し決議を共同提案へ=野党4党

2007年10月 1日

教科書検定、沖縄で29日県民大会 「島ぐるみ」運動に

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070928k0000m010199000c.html

 太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決を巡り、旧日本軍の強制性を削除するよう求めた文部科学省の教科書検定意見の撤回を求める沖縄県民大会が29日、宜野湾市の海浜公園で開かれる。超党派の大会としては少女暴行事件に抗議し、日米地位協定の見直しを求めた95年以来、数万人が参加する見込みで、政府に対する12年ぶりの「島ぐるみ」の異議申し立てになる。・・・・

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2007年9月28日

検定撤回求める議決、沖縄以外でも 集団自決教科書削除

http://www.asahi.com/national/update/0927/TKY200709260421.html

 沖縄戦で起きた住民の「集団自決」に、軍の指示や強制があったとする記述が高校教科書の検定で削除された問題で、検定意見の撤回を求める意見書が沖縄以外の各議会で相次いで可決されている。一方、沖縄では、検定結果の公表から半年たっても検定への反発は高まるばかりで、29日には撤回を求める県民大会が、党派を超えた各団体の主催で開かれる。仲井真弘多知事も出席予定で、95年の米兵による少女暴行事件の時のような全県のうねりとなりそうだ。・・・・

2007年9月27日

歴史学研究会、沖縄戦の事実を歪める教科書検定の撤回を求める歴史研究者・教育者のアピール

歴史学研究会
 ∟●沖縄戦の事実を歪める教科書検定の撤回を求める歴史研究者・教育者のアピール

沖縄戦の事実を歪める教科書検定の撤回を求める歴史研究者・教育者のアピール

賛同者を募っています

第1次賛同者集約:2007年9月15日、第2次集約:10月10日

アピール

 2007年3月30日に2006年度高校教科書検定の結果が公表され、沖縄戦における強制集団死、いわゆる「集団自決」について記述したすべての日本史教科書に対して検定意見が付され、日本軍の強制・誘導・関与を示す記述がすべて削除されたことが判明した。その結果、「集団自決」が日本軍の命令や強制によるものではなく、あたかも住民の自発的な「自決」であるかのように記述されることになった。このような教科書の書き換えを強制した今回の検定は、沖縄戦についての長年の研究の蓄積をまったく無視し、合理的根拠を欠くきわめて恣意的なものであり、事実にもとづく教科書記述と歴史教育を求めつづけてきた私たちとしては到底容認できない。私たちは、文部科学省が今回の検定意見をただちに撤回し、著者・出版社による教科書記述の再修正を認め、2008年度には沖縄戦の事実を歪めることなく伝える日本史教科書が高校生に供給されるよう措置することを求める。そして、その実現のために、多くの方々が声をあげるよう訴えるものである。

アピールの趣旨

 沖縄戦における「集団自決」の悲劇は、沖縄県民にとって忘れることのできないものであり、そのため、この悲劇がなぜ、どのようにしておこったのかについては、体験者の証言をはじめさまざまな角度からの調査研究が進められてきた。その結果、住民が戦闘にまきこまれるなか、日本軍の「軍官民共生共死」という基本方針のもと、敵の捕虜になることの禁止が徹底され、軍が手榴弾を配付し、あるときは役場職員を介して自決指示を出したなどの事実が明らかになった。それにより、軍が直接住民にその場で自決命令を発したか否かにかかわりなく、「集団自決」がまさに日本軍に強制・誘導されたものであったことが明確になったのである。日本軍が存在しなかったところでは「集団自決」がおきていないこともそのことを証明している。第三次家永教科書訴訟の最高裁判決においても「日本軍の存在と誘導」が認定され、「一律に集団自決と表現したり美化したりすることは適切でない」とし、「県民が自発的に自殺したものとの誤解を避けること」が必要としたうえで判決が書かれている。こうして「集団自決」が日本軍の強制によるものとするのが通説となり、従来の多くの教科書はその通説に従って記述し、約20年にわたって検定意見が付されることなく合格してきたところである。

 文部科学省は、今回の検定意見を付すにあたって、2005年に大阪地裁に提訴された元隊長らを原告とする裁判での元隊長の陳述書を事実上もっとも重要な根拠にしているものとみられる。しかしその陳述書は「集団自決」にかかわる一方の当事者の主張に過ぎず、その主張の正否について学問的検証をへたものではなく、また、裁判においてもその正当性が認められたものではない。いずれにしても従来の通説をくつがえすに足る根拠となるものではない。これは文部省・文部科学省が、検定にあたって、係争中の裁判にかかわる事象について一方の側の主張のみをとりあげるべきでないとしてきたことや、通説を書くよう指示してきたこととも矛盾しており、自家撞着も甚だしい。 

 また、文部科学省が今回の検定で、軍の命令・強制はなかったとするのが通説だと主張し、複数意見の併記を求めるのではなく、いきなり文部科学省の主張するところに基づいて書けと指示したことも、これまでにない異常なことといわなければならない。これは、その後最近にいたって文部科学省側が軍の関与は否定しないと弁明していることとも矛盾する。そればかりでなく、文部科学省側の言明によれば、今回の検定にあたって実際は渡嘉敷・座間味の事例だけを念頭においたという。そしてそこでの軍指揮官の住民に対する直接命令の有無に問題を矮小化し、直接命令はなかったという一隊長の陳述のみを根拠に、それを沖縄戦全体のなかで軍の強制・誘導がなかったという結論に結びつけている。このことも、検定意見の根拠の無さを如実に示している。 

 さらに、沖縄県議会が二度にわたって検定撤回を求める意見書を採択し、県内41市町村すべての議会が同様の意見書を採択するなど、沖縄県民がこぞって今回の検定による教科書書き換えに対し怒りを燃やしている事実も、重要な問題を提起している。沖縄戦の体験と、それを継承している地域住民の切実な訴えが示している歴史的事実は、真摯にうけとめられるべきである。体験者でありその継承者である地域住民の証言と訴えが、検定という名の国家の力によって圧殺されることがあってはならない。 

 このような矛盾にみちた今回の検定の撤回を求める沖縄県民をはじめとする全国の市民の声を、文部科学省はかたくなに拒否しつづけている。文部科学大臣がいう唯一の撤回拒否の理由は、検定審議会が学問的立場から決めたことだから政治が介入できないというものである。しかし、この言い分も矛盾にみちている。この間、実は文部科学省の専任職員である教科書調査官が、検定意見の原案にあたる「調査意見書」なるものを作成していたことが明るみに出た。だとすれば検定意見は実は文部科学省自身が作成していたことになるのであり、誤った検定意見を撤回する責任は文部科学省自身にあるのであって、検定審議会を隠れ蓑に使って責任を回避し検定意見の撤回を拒否することは許されない。  

 ではなにゆえに、このような矛盾にみちた異例異常な検定を行うにいたったのか。それは、南京虐殺、「慰安婦」とならんで「集団自決」軍命令説の抹消を日本軍と戦争の美化のための三大目標にかかげる勢力が、2005年には大阪地裁へ提訴するなど周到かつ計画的な活動の上に立って、検定に対する政治的圧力をかけるにいたったことが原因と判断せざるを得ない。そのねらいは、軍隊は住民を守らないという沖縄戦の重要な教訓を抹殺し、戦争と軍隊への協力を国民に強制する体制をつくることにあると思われる。 

 私たちは、このような検定が撤回されることなくそのまま認められるならば、次のような取り返しのつかない結果につながるだろうことを危惧するものである。  

 第一に、私たちは現在の教科書検定制度が国家による教育内容の統制、ひいては国民の思想統制をもたらすものであるとして、これまでも批判しつづけてきた。これまでの運動によって多少なりとも運用の改善がはかられてきた面もあるが、今回のような検定事例が認められるならば、それが一挙に逆転し、恣意的政治的検定がいっそう横行するのを許すことになるのではないか。   

 第二に、教科書検定による教科書書き換えを通じて、事実にもとづく歴史学習が妨げられ、国家と軍隊に奉仕する国民づくりのための教育がいっそう推進されるのではないか。それは戦争への反省に立脚した日本国憲法の理念をないがしろにし、憲法改悪に導こうとするものではないかと懸念される。教育基本法改定と関連法案の成立によって、そのことがいっそう危惧される状況となっている。  

 したがってこの問題は、未来の教育と日本のありかたにかかわる重要な問題だと考える。よって私たちは、冒頭に述べたように、文部科学省ならびに教科用図書検定審議会が、検定意見の撤回とそれに伴う措置をただちにとることを強く求めるものである。  

 2007年  月  日

呼びかけ人
 安仁屋政昭 荒井信一 猪飼隆明 石山久男 伊藤康子 宇佐美ミサ子 大日方純夫 小牧薫 木畑洋一 木村茂光 鈴木良 高嶋伸欣 田港朝昭 中塚明 中野聡 長野ひろ子 永原和子 西川正雄 浜林正夫 広川禎秀 服藤早苗 藤井讓治 峰岸純夫 宮地正人 山口剛史 山田邦明 米田佐代子
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「沖縄戦の事実を歪める教科書検定の撤回を求める歴史研究者・教育者のアピール」賛同のお願い

上記アピールに多くの方々の賛同をいただき、賛同者のお名前、人数を含めて公表し、関係方面に送付したいと思います。賛同していただける方は、メール・FAXをお送りください。
第1次賛同者集約9月15日、第2次集約10月10日。

101-0051 東京都千代田区神田神保町2-2誠華ビル歴史学研究会気付 歴史研究者・教育者アピールの会
FAX: 03-3261-4993
e-mail: okiapi@yahoo.co.jp
FAX・e-mailの場合は、下記の書式をお使いください。

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「沖縄戦の事実を歪める教科書検定の撤回を求める歴史研究者・教育者のアピール」に賛同します。
お名前:
ふりがな:
氏名公表の可否:  可 / 非
所属・連絡先など(お差支えなければご記入ください):


2007年9月25日

5私大学長、撤回要求

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709221300_02.html

 県内の私立五大学で組織する県私立大学協会(会長・桜井国俊沖縄大学長)は二十一日、文部科学省の高校歴史教科書検定で沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」から日本軍強制の記述を削除させた問題で、検定の撤回と、記述の復活を求める声明を五大学の学長名で発表した。・・・・

沖縄県内首長、文科省を批判 専門家加え再審議を

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709241300_02.html

 高校教科書から沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に対する日本軍の強制を示す記述が削除された問題で、文部科学省の教科書審議会に沖縄戦の専門家がおらず、同省の検定意見原案が議論もなく通ったことに、県内四十一市町村の首長は「記述に手を加えるならば専門家の意見を聞くべきだ」と同省を厳しく批判していることが二十四日、本紙のアンケート調査で明らかになった。また、目抜き通りでの大会告知、バス手配など大会の準備も各自治体で進んでいる。・・・・

2007年9月19日

教科書検定、集団自決問題 撤回意見書、高知・香南市議会が可決

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/09/20070918ddf007010006000c.html

 太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決を巡り、文部科学省が日本軍の強制性の記述を削除するよう求めた教科書検定問題で、高知県香南市議会は18日、検定意見の撤回を求める意見書を全会一致で可決した。沖縄県県外の議会が可決したのは異例。・・・・

2007年9月14日

記述復活へ懇談会、「集団自決」修正

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709131700_05.html

 文部科学省が高校歴史教科書の沖縄戦における「集団自決(強制集団死)」について、日本軍の強制をめぐる記述を二○○六年度の検定で削除させた問題で、教科書の執筆者や歴史学者らが中心となって記述の復活を求める懇談会を二十五日、東京都内で発足させる。各出版社の執筆者や編集者らが連携し"共同歩調"を取る。・・・・

2007年9月13日

「集団自決」検定審議、"虚偽"説明に批判噴出

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709121700_02.html

 文部科学省が二〇〇六年度の高校歴史教科書検定で、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の記述について、教科用図書検定調査審議会(教科書審議会)で議論されずに軍の強制が削除されたことが明らかになり、県内では批判が広がった。「学術的な検討を得た審議会の決定。・・・・

[関連ニュース]
検定 審議実態なし/小委、文科省意見を追認

2007年9月12日

金城氏「軍命出た」 岩波「集団自決」訴訟

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-27030-storytopic-1.html

 沖縄戦中、渡嘉敷・座間味両島で起きた「集団自決」(強制集団死)をめぐり、岩波新書「沖縄ノート」などで日本軍の隊長命令だったと記述され、名誉を傷つけられたとして、戦隊長だった梅澤裕氏(90)らが岩波書店と作家の大江健三郎氏に出版差し止めなどを求めている訴訟で、大阪地裁(深見敏正裁判長)は10日午後、福岡高裁那覇支部で所在尋問(出張法廷)を行った。渡嘉敷島で「集団自決」を体験し、生き延びた金城重明沖縄キリスト教短期大学名誉教授(78)が岩波側の証人として出廷。「(島に駐留していた)赤松嘉次隊長が指揮する軍の命令なしに『集団自決』は起こり得なかった」として、日本軍の強制を証言した。

2007年9月11日

沖縄法廷 軍命存在強調、「集団自決」訴訟

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709101700_01.html

 沖縄戦時に慶良間諸島で相次いだ住民の「集団自決(強制集団死)」をめぐり、旧日本軍の戦隊長やその遺族が、戦隊長による命令はなかったとして、作家の大江健三郎氏と岩波書店を相手に、名誉棄損に基づく出版の差し止めなどを求めて大阪地裁で争われている訴訟で、裁判官が裁判所外で証人から話を聞く所在尋問(出張法廷)が十日午後、福岡高裁那覇支部の法廷で始まった。「住民は崇高な犠牲精神で自ら命を絶った」などと主張する原告側に対し、被告側証人として渡嘉敷島で「集団自決」を経験した金城重明氏(78)が出廷。皇民化教育などを背景に、軍の命令や強制、誘導なしに「集団自決」は起こり得なかったことを証言する。・・・・

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金城氏、軍強制を証言へ 「集団自決」訴訟
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体験者の声は「影響大」 那覇で前日集会

2007年9月10日

教科書問題県民大会、29日に=沖縄

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20070907-1

 高校日本史の教科書検定意見で沖縄戦の集団自決に日本軍の強制があったとする記述が削除された問題で、意見の撤回と記述の回復を求める県民大会の開催日が29日に変更されることが6日、決まった。実行委員会が同日、沖縄県議会で初会合を開いて決定した。......

2007年8月30日

愛媛県教委の教科書採択問題 訴訟、門前払いに 地裁「原告らに適格性なし」

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/08/20070829ddlk38040269000c.html

 ◇控訴へ

 県教委が05年8月に行った歴史教科書の採択は違法として、「えひめ教科書裁判を支える会」のメンバーや賛同者ら計1010人が、県や県教委を相手取って採択の取り消しなどを求めた訴訟の判決が28日、松山地裁であった。高橋正裁判長は「原告らは具体的権利や利益を侵害されていない」として訴えそのものを却下した。原告らは高松高裁に控訴する方針。......


2007年8月29日

教科書検定、記述回復求め陳情書 練馬区議会に提出

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-26649-storytopic-1.html

 高校歴史教科書検定で、沖縄戦の「集団自決」の記述から日本軍の関与が修正・削除された問題で、東京都練馬区議会の9月定例会で「日本軍関与に関する記述の回復」を求める意見書を採択し、文部科学省に提出するよう求める陳情書が27日、提出された。陳情書には175人の署名が付された。......

東京「日の丸・君が代」強制反対裁判をすすめる会より

高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決」への日本軍関与に関する記述の回復について

2007年8月  日
代表者
住所  氏名
ほか  人

練馬区議会議長 関口 和雄 殿

要旨

1.文部科学省が2007年3月30日に公表した2006年度の高校教科書検定で、沖縄戦において発生した住民の「集団自決」の記述について、日本軍による命令・強制・誘導等の表現を修正・削除させたことに対して、同記述の回復が速やかに行なわれるよう、文科省に意見書を提出してください。

理由

 太平洋戦争末期、本土決戦を目前にした沖縄戦は熾烈を極め、上陸する米軍を前に、日本軍(第32軍)は「軍官民共生共死」方針をとり、住民の多くを戦争に動員し、捕虜になることを許さず、あらかじめ手榴弾を渡し、「いざとなれば自決せよ」などと指示していたことは、あの戦争を体験している世代にも、体験していない世代にも、よく知られた事実です。とりわけ海上特攻の基地とされた慶良間列島においては、住民は秘密の壕建設などに動員されたため、軍の厳しい監視下におかれ、島から出て疎開することも許されない状態の中で1945年3月末米軍の空爆と上陸がなされ、あらかじめ日本軍が指示・誘導していたように住民たちが「玉砕(自決)」したものです。渡嘉敷島では300名余、座間味島では100名余の住民(ほとんどが女性、老人、子ども)が阿鼻叫喚の中で亡くなりました。

 家族が最も愛する家族を手にかけて殺すという悲劇が、日本軍の命令・強制・誘導等なしに起こりえなかったことは、これまで生き残った住民たちの証言などから明らかな事実です。それに対して、06年度の文科省の教科書検定は「日本軍の関与」がまったくなかったかのように修正・削除させました。

 この検定への怒りと抗議が、沖縄ではまさに「島ぐるみ」の声として上がっています。県知事は「修正・削除は遺憾」と意思表明、沖縄県議会および沖縄県全41市町村議会のすべてで検定撤回の「意見書」が採択され、既に文科省に提出されています。こうした沖縄からの要請に対する文科省の不誠実な対応に、沖縄ではさらに怒りが強まり、沖縄県議会では異例ともいえる再度の「意見書」採択も行われるという事態になっています。

 私たちは、次代を担う若者たちが、国際的な視野に立って、過去の不幸な事実を自らの国の引き受けるべき現実として受け止め、真摯な反省と、二度と過ちを繰り返さない強い意志を持った人格として、健全に育つことを願う立場から、事実を事実として教育される機会を奪われることを憂慮するものです。

 貴議会におかれましても、高校歴史教科書の、沖縄「集団自決」についての記述を、従来通りの記述に戻すことを求める意見書を文科省に提出していただきたく、陳情いたします。


つくる会教科書訴訟、原告側が敗訴=松山地裁

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20070828-9

 愛媛県教育委員会が2005年夏に「新しい歴史教科書をつくる会」主導の中学歴史教科書を県立学校用に採択したことに対し、市民団体メンバーら1010人が採択は違法として、加戸守行知事や県教委を相手に取り消しなどを求めた訴訟の判決で、松山地裁(高橋正裁判長)は28日、「具体的権利や法律上保護された利益を侵害されたといえず、原告適格を欠く」として訴えを却下した。原告側は控訴する方針。......

2007年8月10日

教科書検定問題の県民大会は超党派で=沖縄

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20070809-3

 高校日本史の教科書検定意見で沖縄戦の集団自決に日本軍の強制があったとする記述が削除された問題で、沖縄で9月に意見撤回と記述の回復を求める県民大会が開催されることになり、沖縄県議会は8日、仲里利信議長が大会準備委員会に超党派の議会代表として参加することを全会一致で決めた。……

2007年8月 6日

歴史教育協、撤回・記述回復を要求、「集団自決」修正

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200708041700_01.html

 全国の小・中・高校・大学の歴史教育研究者らでつくる歴史教育者協議会(石山久男委員長)の全国大会が四日午前、神戸市で開幕した。会員総会で高校歴史教科書の沖縄戦の記述から「集団自決(強制集団死)」への軍関与が削除・修正された文部科学省の検定意見撤回と記述回復を求める決議を採択した。……

2007年7月27日

教科書「つくる会」の扶桑社版、都立5校で使用採択

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070726k0000e040062000c.html

 東京都教育委員会は26日の定例会で、08年度に都立中高一貫校5校が新たに使う歴史と公民の教科書について「新しい歴史教科書をつくる会」(つくる会)のメンバーが執筆した扶桑社版の採択を決めた。……

[同ニュース]
「つくる会」教科書を採択=都立の5中学校

2007年7月26日

教科書改善の会設立 つくる会脱退教授ら

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/39664.html

 「新しい歴史教科書をつくる会」を脱退した八木秀次高崎経済大教授らが二十四日、「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(屋山太郎代表世話人)を設立した。扶桑社の子会社(八月に設立予定)による中学の歴史と公民の教科書出版を支援する。……

[関連ニュース]
教科書問題:「教科書改善の会」が発足、「育鵬社」の発行支援へ

2007年7月25日

教科書問題、つくる会教科書、不採択求め質問状 都教委に「東京ネット」

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/07/20070724ddlk13040050000c.html

 「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆した扶桑社版の中学校の歴史と公民の教科書を巡り、「『つくる会』教科書採択を阻止する東京ネットワーク」が23日、都立中高一貫校で同社版の教科書を採択しないよう求める公開質問状を都教育委員会に提出した。……

2007年7月20日

教科書検定、集団自決問題 検定撤回訴える県民大会要請へ-16団体、沖縄県などに

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/07/20070719ddp012010014000c.html

 太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決を巡る教科書検定問題で、沖縄県PTA連合会や県子ども会育成連絡協議会など16団体は18日、那覇市内で会合を開き、検定意見の撤回を求める超党派の県民大会開催準備実行委員会を発足させた。……

2007年7月12日

教科書検定、集団自決問題 沖縄県議会、意見書を異例の再可決 「強制」記述回復求め

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/07/20070711dde001010021000c.html

 沖縄県議会は11日の本会議で、太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決を巡り、日本軍の強制性の記述を削除するよう求めた文部科学省の検定意見の撤回と、強制性の記述回復を求める意見書を再度、全会一致で可決した。……

2007年7月 9日

教科書検定 集団自決問題 撤回要求、再可決へ 沖縄県議会が意見書案、文科省に抗議

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/07/20070706ddp041010028000c.html

 太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決を巡る教科書検定問題で、沖縄県議会文教厚生委員会は5日、文部科学省に、教科書検定意見の撤回と日本軍の強制性の記述回復を求める意見書案を再度、11日の6月県議会最終本会議に提出することを決めた。可決の見通し。6月22日にも意見書を全会一致で可決しているが、同じ趣旨の意見書が再度提出、可決されるのは極めて異例。……

[関連ニュース]
教科書検定:集団自決問題 「軍命あった」80歳女性証言--沖縄県議会聞き取り調査

2007年7月 6日

教科書検定 集団自決巡り、意見撤回を要請-沖縄県など

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/07/20070705ddm012010034000c.html

 太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた集団自決を巡る教科書検定問題で、沖縄県、同県議会などは4日、検定意見の撤回を求める要請書を安倍晋三首相、伊吹文明文部科学相らあてに提出した。要請書は「集団自決は日本軍の関与なしに起こりえなかった」と指摘している。……

2007年6月29日

教科書検定 集団自決巡り、沖縄県内全議会が意見書可決

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070628dde041010072000c.html

 沖縄県嘉手納町議会と国頭(くにがみ)村議会は28日の本会議で、太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決を巡り、日本軍の強制性を削除するよう求めた文部科学省の教科書検定意見の撤回と強制性の記述回復を求める意見書を全会一致で可決した。これで沖縄県と県内41市町村の全議会が同様の意見書を可決した。伊吹文明文科相は既に撤回を否定している。……

2007年6月21日

教科書検定、集団自決強制削除 撤回意見書、可決へ-沖縄県議会

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/06/20070620ddm012010120000c.html

 沖縄県議会文教厚生委員会は19日、太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決を巡り、日本軍の強制性を削除した文部科学省の教科書検定意見の撤回と、強制性の記述回復を求める意見書案をまとめ、本会議に議員提案することで一致した。……

2007年6月20日

「集団自決」検定 調査官「つくる会」と関係

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-24726-storytopic-3.html

 文部科学省の高校教科書検定で「集団自決」の日本軍関与について断定的記述をしないよう検定意見が付された問題で、日本史を担当した同省の教科書調査官の1人が、「国粋主義的」「戦争賛美」などの批判がある「新しい歴史教科書・改訂版」(扶桑社)の監修者と同じ研究グループに属していたことが18日、分かった。同教科書の関係者が検定過程にかかわっていたことで、その中立性が問われそうだ。……

2007年6月18日

文科省が削除要求 「集団自決」修正 軍関与の記述部分

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200706151300_01.html

 来年度から使用される高校の歴史教科書から沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に関し日本軍の関与を示す記述が検定で削除された問題で、文部科学省が、出版社から申請された教科書を審査する「教科用図書検定調査審議会」に、「沖縄戦の実態について、誤解するおそれのある表現である」と、日本軍の関与を示す記述の削除を求めた意見を出していたことが分かった。……

[関連ニュース]
教科書検定:「集団自決」削除 沖縄の市民団体、検定意見撤回の署名を提出
集団自決教科書問題、沖縄の大学教授ら検定意見撤回を要望

2007年6月15日

教科書検定、「集団自決」削除 自民が撤回賛同 野党と同一歩調-沖縄県議会

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2007/06/20070614ddf001010003000c.html

 太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決を巡り、文部科学省の意見で日本軍の関与を削除された教科書検定で、沖縄県議会(定数48)最大会派の自民党県議団(20人)が14日、議員総会を開き、野党側が打診している検定意見の撤回を国に対して求める意見書の取り扱いを協議した。大半の議員が撤回に賛同し、会派として意見書可決に賛成することを決めた。……

2007年6月11日

歴史歪曲 3500人抗議、「集団自決」修正

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200706101300_01.html

 63団体が県民大会/検定意見撤回求め決議
 文部科学省の高校歴史教科書検定で、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に日本軍が関与したとする記述が削除、修正されたことに抗議する「6・9沖縄戦の歴史歪曲を許さない!県民大会」(主催・同実行委員会)が九日、那覇市の県民広場で開かれた。約三千五百人(主催者発表)が参加。文科省に対し、検定意見の撤回を求める大会決議を採択した。……

[関連ニュース]
文科省、沖縄戦「強制集団死」 軍関与“削除”
教科書検定に抗議し県民大会

2007年6月 4日

教科書問題、「つくる会」の歴史教科書、扶桑社が発行拒否 「組織が混乱」

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070601ddm012040065000c.html

 扶桑社が発行する中学校社会科教科書を執筆した「新しい歴史教科書をつくる会」は31日、扶桑社が同会執筆の教科書の継続発行を拒否したと発表した。つくる会は「会の理念を守る」として、新たに発行する出版社を公募することを決めた。教育委員会の教科書採択の際、各地で波紋を広げた歴史教科書が存亡の機に立たされている形だ。……