2008年4月 7日
平成20年度私立大学等経常費補助金の予算
■日本私立学校振興・共済事業団
∟●『月報私学』4月号(No.124, 2008)
平成20年度私立大学等経常費補助金の予算私立大学等経常費補助金については、対前年度三一億八、二〇〇万円減の三、二四八億六、八〇〇万円を計上しています。
① 一般補助においては、十九年度より、経営改善を促す観点から、定員割れ学部等を設置する大学等に対する減額率を強化しました。
二十年度以降も、この減額率を強化しますが、各大学等の定員規模の適正化等に取り組む期間を考慮し漸次強化することとし、二十三年度には最大で四五.五〇%程度の減額率とします。② 特別補助においては、国際化・多様化を通じて世界から優秀な学生が集まる大学づくりを支援するため、「各大学等の特色を活かせるきめ細かな支援」に新たに「九月入学の推進」を設けました。
また、経営の効率化や学校規模の適正化など経営改善に取り組む大学等を支援するため、十九年度より設けられた「定員割れ改善促進特別支援経費」については拡充を図りました。(文部科学省高等教育局私学部私学助成課)
Ⅴ 定員割れ解消等の改善に取り組んでいる大学等に対する支援1 定員割れ改善促進特別支援経費
〔対 象〕
当該年度の学校単位(大学院を除く)の収容定員充足率が50%超100%未満であり、経営の効率化や学校規模の適正化(学部・学科の改組転換、入学定員の変更等)など経営改善に向けた計画を作成し実施する大学等
〔専門委員による審査〕
採択候補校の選定に当たって専門委員による審査を行う。
採択校に対しては、原則として連続する5か年を限度に増額する。ただし、3年経過後に中間評価を行う。
〔算定方法〕
当該大学等の採択された年度における収容定員に基づき、表33により増額する。ただし、同一法人内において複数の大学等が採択された場合は、所要の調整を行うものとする。表33
収容定員 増 額
200以下 人 10,000千円
201~ 500 12,000
501~ 1,000 14,000
1,001~ 1,500 16,000
1,501~ 2,000 18,000
2,001以上 20,000
2008年3月27日
私大補助金3280億円 07年度、骨太方針で1%減
■http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008032601000342.html
日本私立学校振興・共済事業団は26日、私立の大学・短大・高専に対する2007年度の経常費補助金の交付状況を発表した。補助金の前年度比1%減額を盛り込んだ政府の「骨太の方針」に基づき、交付総額は前年度より32億円少ない3280億5000万円となった。・・・・
[同ニュース]
■私大補助金23年ぶり減少・07年度
■私大補助金3280億円 07年度、骨太方針で1%減
■"骨太方針"で私学補助金23年ぶり減
2008年3月 4日
平成20年度私学関係予算案の概要
■日本私立学校振興・共済事業団
∟●私学月報、平成20年3月1日第123号
平成20年度私学関係予算案の概要昨年十二月二十四日の閣議で平成二十年度政府予算案が決定しました。ここでは、文部科学省の私学関係予算として、私学助成関係予算案、幼児教育関係予算案(私立幼稚園に関する主な予算)、専修学校関係予算案の概要を掲載します。
私学助成関係予算(案)
平成二十年度私学助成関係予算(案)については、表1のとおりです。
私立大学等の経常費に対する補助については、対前年度三一億八二〇〇万円減の総額三二四八億六八〇〇万円となっています。このうち「一般補助」については二一三五億九七〇〇万円となりましたが、「特別補助」では新たに九月入学の促進等への支援を図るとともに、定員割れ解消等の改善に取り組んでいる大学等に対する支援の充実を図り、1112億七一〇〇万円となっています。・・・・