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 カテゴリー 非常勤講師問題

2009年03月18日

河合塾を被告とする従業員としての地位保全等請求訴訟の報告

首都圏大学非常勤講師組合
 ∟●『控室』第70号

河合塾を被告とする従業員としての地位保全等請求訴訟の報告

中島 眞一郎(河合塾福岡校公民科講師)

1.雇止めに至る経緯
 2006 年3 月15 日に、同年3 月31 日付で、公民科講師として25 年間勤務していた学校法人河合塾より解雇(雇い止め)通告を受けました。
 理由は、次年度契約更新に際して、アンケート評価の低さや塾生数の減少を理由に塾側からレギュラー授業週7 コマから週4 コマへの大幅削減の提示に対して、「ゆるやかな削減にしてほしい」と要望したところ、それを拒否されました。……


2009年03月11日

琉大で座り込み 学生が撤回要求 外国語講義減 「占拠」と怒り表明

http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-03-10-M_1-030-1_005.html

 琉球大学が4月からの新入生を対象に、外国語の講義数を大幅に減らす問題で、同大法文学部の学生有志十数人が9日、新カリキュラム撤回などを求めて同大図書館前にテントを張り、無期限の座り込みを始めた。学生たちは「文書や署名で廃止を求めてきたが、大学側は回答せず、話し合いの場を持とうとしなかった。最後の手段として『占拠』する」と怒りをあらわにした。

 学生有志は、大学側に対し、(1)新カリキュラムの撤回(2)公開説明会の開催(3)学生代表の役員会への参加(4)教員、職員、学生による学長、理事の選挙制度の確立―などを求めている。

 一方、同大の平啓介理事は「新カリキュラムの周知が十分でない」とし、4月にもシンポジウムなどを通して県民に説明する方針。新入生に対しては「オリエンテーションで説明したい」とした。……


2009年03月09日

「大学は責任放棄」、琉大語学授業半減

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-141388-storytopic-7.html

 琉球大学の語学授業数が4月から半減することに対し、同大法文学部の専任教員有志が呼び掛けた公開討論会が5日夜、同大で開かれ、学内外の約40人が参加した。
 担当授業が減らされる非常勤講師からは「アパートを引っ越した人や、子どもが進学を控えて困っている人もいる」との悲痛な訴えが寄せられ、「大学は人間を育てる場でないのか。学生は、困れば人も物と同じように切っていいんだということを学んで社会に出ることになる」との批判が噴出した。学生や主婦、高校教諭からも反発や疑問の声が相次いだ。……

[関連ニュース]
迫る新学期 不満の渦 琉大の外国語講義削減/大学 詳細説明なし

2009年02月13日

琉大、外国語授業数 予定通り削減 新年度から

大学等非常勤講師ユニオン沖縄★
 ∟●外国語授業数 予定通り削減 琉大、新年度から

 琉球大学が二〇〇九年度入学者対象の新カリキュラムから外国語授業を大幅削減する問題で、同大が四月から予定通り実施することが十日、分かった。同日、学内で開かれた部局長等懇談会で見直しを求めてきた法文学部教授会が「今取り下げても混乱を招く。(実施は)苦渋の選択」との方針を表明。今後も計画案の見直しに向けた検討委員会の設置や学内外への説明会を岩政輝男学長あてに求める文書を提出した。……

2009年01月28日

外国語削減は「実施」、非常勤講師ユニオンに琉大学長回答

大学等非常勤講師ユニオン沖縄★
 ∟●外国語削減は「実施」 非常勤講師ユニオンに琉大学長回答

 琉球大学が二〇〇九年度入学者用カリキュラムから外国語授業を削減する問題で二十六日、労働組合大学等非常勤講師ユニオン沖縄は大学側と団体交渉した。同労組が反対署名を提出したことについて、大学側は岩政輝男学長の見解として「沖縄社会が琉大に関心を持ったことは受け止めるが、予定通り実施する」と回答した。
 労組は昨年十二月から集めた署名を今週中にあらためて提出する予定。また、労組側は新カリキュラム説明会の開催を求めており、大学は「検討する」としている。

2009年01月26日

京都大学の非常勤切り、常勤と同レベルも年収200万以下 派遣切り「人ごとでない」

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090123014.html

 「派遣切りは人ごとではない。経験を積んだ職員が大学を次々に去れば研究活動に支障が出るのでは」。京都大が2010年度中に約100人の「雇い止め」をすることについて、来春以降も勤務継続を希望する非常勤職員の女性(52)は表情を曇らせる。

 女性は2005年の採用。理科系学部の図書室で専門書や論文の管理、検索業務を1人でこなす。以前は常勤職員の仕事だったが、人員削減の影響で非常勤職員の仕事に。給与は時給制で、年収は200万円を下回る。

 図書室は来春、別学科のものと統合が決まり、移転計画やレイアウトの構想も練る。残業も増えた。「仕事は補助的とは言えず重責を感じる。将来への不安も頭から離れない」と訴える。

 女性が勤務する研究室の准教授(41)も「専門知識や経験が必要な仕事を担う非常勤職員はほかにもいる。雇い止めを実施すれば確実に研究は滞る。職場に与える不利益も考えるべきだ」と話している。


[関連ニュース]
京大が非常勤100人、雇用契約延長せず
京大、大量雇い止めへ 非常勤職員 10年度以降
京都大、非常勤職員100人を22年度再契約せず

琉大語学授業縮減 「学生にとって損失」批判、疑問が続出

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-140128-storytopic-7.html

 琉球大学が4月から、非常勤講師が担う語学の授業時間を縮減する新カリキュラム案の導入を示していることに対し、大学等非常勤講師ユニオン沖縄(平井真人委員長)は22日夜、那覇市の教育福祉会館で緊急報告会を開いた。学生や高校教諭、労組、県議、同大や他大の専任教員ら約60人が参加。同大理事会が示す語学教育の妥当性や説明責任の在り方、計画の進め方に、批判や疑問の声が集中。同計画が「学生や沖縄社会にとって大きな損失となることは明らかだ」と、計画の白紙撤回を求めるアピール文を採択した。
 報告の中で、琉球大学教授職員会を代表し参加した准教授の一人は「同計画は教授会では報告事項として扱われ、一度も審議されていない。締め切り至上主義といえる状況で非常に拙速に進められ、知らない教員も多い」と計画の進め方を批判。中国語の非常勤講師の一人は「初めて学ぶ言語で週1回の学習では何の身にも付かず、意味のない単位になる。無責任な教育を強要される教員にとっても苦痛だ」と訴えた。
 参加者からの意見も相次いだ。同大英文科を卒業し、高校教諭をしている女性は「いろいろな語学をしっかり学べる琉大の魅力がなくなる。高校生に私大に行った方がいい、と伝えるのか。センター試験など厳しい受験がある琉大受験を勧める理由がなくなる」と強調。琉大の専任教員の一人は「大学は非常勤削減以外の予算削減はしているのか」と指摘した。……

2009年01月23日

琉大側、方針変えず 外国語講義減 学生・教員 今夕に集会

http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-01-22-E_1-001-2_003.html

 琉球大学が二〇〇九年度入学者の新カリキュラムで、外国語の講義数を大幅削減する問題で、同大は今春から予定通り新カリキュラムを導入する方針であることが二十二日、分かった。これに対し、学生や教員らは語学力低下を懸念し、署名活動を展開するなど反発している。

 大学側は、英語など外国語の講義数を半減する一方、英語力のレベル別講義や一斉試験、専門科目を英語で講義する点などを挙げている。英語同様に中国語なども講義数を大幅に減らす予定だ。……


2009年01月21日

琉球大学、語学減に反対署名 学生236人分提出

http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090120rky00m040008000c.html

 語学授業数の縮減など琉球大学の新カリキュラム案に反対する学生有志ら6人は19日、同案廃止を求めた236人分の署名を大学に提出した。併せて、昨年12月に求めた同案廃止や説明会開催要求への大学側の回答に対する抗議文を岩政輝男学長ら理事3人あてに提出した。署名は学生らが大学内外に呼び掛け集めたという。……

2009年01月15日

2700人の反対署名提出、琉大語学削減問題

大学等非常勤講師ユニオン沖縄★
 ∟●2700人の反対署名提出 琉大語学削減問題

 琉球大学が4月から、語学の授業数を削減する新カリキュラム案を計画している問題で、大学等非常勤講師ユニオン沖縄は13日、公開報告会を来週にも開催することを決めた。また同ユニオンは同日、計画の白紙撤回を求める2771人分の署名を大学側に提出した。
 両者の団交が同日あり、終了後に大学側は署名について「琉大の教育に対する関心の高さの表れと受け止める。学生の自習力をつけさせ、学士力を高めたい」と説明、計画を進める考えをあらためて示した。
 一方、同ユニオンの鳥山淳書記長は「大学側は教育のためというが、語学力を高めることは全く検討してなく、非常勤削減の大前提しか考えていない。社会に説明する姿勢も全くない」と批判した。

2009年01月14日

琉球大学、外国語授業の大幅削減計画を白紙撤回するよう求めます

大学等非常勤講師ユニオン沖縄★
 ∟●外国語授業の大幅削減計画を白紙撤回するよう求めます

2008年12月26日

社会責任放棄した琉大、外国語授業減 学生ら失望

大学等非常勤講師ユニオン沖縄★
 ∟●社会責任放棄した琉大 外国語授業減 学生ら失望

2008年12月24日

琉大語学講義削減問題、「質維持」に高まる疑問

大学等非常勤講師ユニオン沖縄★
 ∟●琉大語学講義削減問題「質維持」に高まる疑問

2008年12月17日

琉大講義、削減反対へ署名 非常勤労組が活動開始

大学等非常勤講師ユニオン沖縄★
 ∟●琉大講義 削減反対へ署名 非常勤労組が活動開始

 琉球大学が二〇〇九年度入学用カリキュラムから外国語授業を削減する問題で、労働組合大学等非常勤講師ユニオン沖縄(平井真人執行委員長)は十五日、削減反対を求める署名活動を始めた。高教組に協力依頼し、県内の小中高の教員らにも呼びかけるほか、同大構内や該当で署名活動を展開する。

 同労組の鳥山淳書記長は「授業数減は教育レベルの低下につながり、学生の学力に影響する。一月二十日が新カリキュラムの最終決定なので、それまでに署名を提出するなどなんらかの意思表示をしていきたい」と語った。

 高教組の松田寛委員長は「授業数減でレベルを維持できる根拠をはっきり示されないと、送る側として納得できない」と批判。「削減した分を自主学習に任せることは大学の責任放棄になる」とし、今後、各分会で議論するよう投げかける予定だ。

 同日、琉大の学生有志十二人が授業数削減に反対する要請書を大学へ提出した。学生は「教育の場である大学が教育を放棄し、学生の自己責任へと転嫁している」と反発した。


2008年12月16日

琉球大学理事会が教育と生活の破壊を強行しようとしています

大学等非常勤講師ユニオン沖縄★

琉球大学理事会が教育と生活の破壊を強行しようとしています

沖縄社会の未来のために、抗議の輪を広げてください!
【大学等非常勤講師ユニオン沖縄からのお願いです】

 琉球大学理事会は、来年4月からすべての外国語教育について授業時間を半分に減らすという計画を強行しようとしています。カリキュラムを変更して、これまでの半分だけ授業を受ければ、従来と同じ単位数を与えるというのです。「半分の授業だけで大丈夫」というお墨付きを大学が与えるわけですから、多くの学生は半分にされた外国語教育だけで卒業していくでしょう。卒業生たちの語学力には深刻な悪影響が生じます。
 また全体のクラス数が減ることになるため、50人以上の非常勤講師の仕事が大幅に削減されます。あちこちの仕事を掛け持ちしても年収200万円程度しかない非常勤講師が、50万円以上の収入を失うことになります。もう人間らしい生活はできません。……


2008年12月11日

外国語講義3割減、労組は反発 琉大来年度 2500万円削減

http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-10-M_1-023-1_002.html

 琉球大学の外国語の講義数が来年度、約三割減らされることが九日、分かった。同大は専門科目に英語教育を導入するなどのカリキュラム編成に伴う対応で、語学力のレベルは維持すると説明。外国語の講義全体で年間約二千五百万円の経費削減を見込んでいる。ただ、労働組合大学等非常勤講師ユニオン沖縄(平井真人執行委員長)は「給与が半分に減らされた上に、これまでと同等の成果を求められるのはおかしい」と反発している。……

2008年10月27日

非常勤講師50%削減、琉大計画と報告

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-137506-storytopic-7.html

 大学等非常勤講師ユニオン沖縄(平井真人委員長)の第3回総会が25日、那覇市の久茂地公民館で開かれ、14人が参加した。総会では、琉球大学が次年度以降の授業編成で語学の授業数を減らし、非常勤講師を大幅に削減する計画を進めている現状が報告された。鳥山淳書記長は「強行された場合、非常勤講師を中心に大量の雇い止めが生じる」と強調し、今後、同大との団体交渉を通じて対応していく考えを確認した。…

[同ニュース]
非常勤の講義大幅減/琉大外国語/交付金減で方針 講師は反発

2008年10月14日

沖縄県芸大、団交応じる 非常勤講師労働組合と「法律に疎かった」

http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-10-10-M_1-027-1_004.html

 労働組合大学等非常勤講師ユニオン沖縄(平井真人執行委員長)との団体交渉を拒否していた県立芸術大学(宮城篤正学長)が九日、県労働委員会(比嘉正幸会長)の救済命令を受け、ユニオンとの団体交渉に応じた。同大は「労働法に疎かった」と非を認めた。…

2008年09月29日

立教女学院裁判傍聴記

首都圏大学非常勤講師組合
 ∟●『控室』第68 号

立教女学院裁判傍聴記

 去る8 月25 日、9 月1 日に東京地裁で行われた清野さんの裁判を傍聴してきました。
 ご存知の通り、この裁判事案は、派遣を経て嘱託という名目で立教女学院大に直接雇用された清野さんが、事前に知らされてもいない3 年雇い止めというルールにかかるという理由で、いきなり雇止めを受けたというものです。よって、この訴訟の重要な論点は、正規職員と同様に働いていた清野さんがしっかりとこの3 年雇い止めの説明を受けたうえで解雇されたかどうかという点になります。
 証人尋問が行われた当日、両日とも傍聴席に入り切れない80 人ほどの方々が傍聴に参加され、清野さんに対する支援の程が裁判官にもしっかりと伝わったと思われます。
 その証人尋問ですが、通常の民事訴訟の場合、原告側の証人(:原告本人を含む)に対する尋問と、被告側の証人に対するものが行われます。今回の裁判で言えば、8 月25 日が原告側の、9 月1 日が被告側の証人に対するものでした。
 そこで、2 回ともこの公判を傍聴した筆者が稚拙ながらも、そこで争われた論点を、9 月1 日の公判を中心に整理して、皆さんにお伝えしたいと思います。……


2008年08月26日

信州大学教職員組合、非常勤職員の皆様へ-より働きがいのある職場を目指して-

信州大学教職員組合
 ∟●組合そくほう

非常勤職員の皆様へ

-より働きがいのある職場を目指して-

信州大学教職員組合執行委員長 渡辺隆一

 信州大学には現在850 名もの非常勤職員がいます。これは全職員の38%にもあたり、信州大学の業務の3分の1にも相当します。非常勤は本来、臨時的かつ専門的ではない、いつでも誰にでも代替可能な労働職種とされていますが、はたして信州大学における非常勤はそのような方々なのでしょうか。人数といい、業務内容といい、もはや信州大学は非常勤職員無しには成り立たないほどになってきています。まさに信州大学は皆様の縁の下の力で支えられているともいえます。…


2008年07月02日

立教女学院派遣職員、突然「次回の更新はありません」と言われて

首都圏大学非常勤講師組合
 ∟●控室(2008年6月21日発行)

突然「次回の更新はありません」と言われて

 ちょうど5月末で雇止めを言われて、1年が経ちました。私は現在、派遣職員の直接雇用後の雇止めと賃金格差を争点とする訴訟を東京地裁で係争中です。
 私は7年前の2001年6月29日から立教女学院に派遣職員として勤務し始めました。勤務していた約6年間、私は短期大学の総務課で仕事をしていました。事務全般から用度・営繕、備品の管理、経理・予算に関する業務、公開講座、付属の幼稚園の経理事務・園児募集に関する事務や補助金に関する業務など幅広く行ってきました。……


2008年06月19日

ある非常勤講師の場合

ペガサス・ブログ版
 ∟●転載:「ある非常勤講師の場合」