全国
 カテゴリー ポスドク問題

2009年03月06日

若手研究者のキャリアパスなど支援でNPO発足

http://jein.jp/images/doc/pressrelease.pdf

NPO 法人知的人材ネットワーク
あいんしゅたいん

-設立趣旨-

 日本では, 知的人材が育っても, それを活用する社会の受け入れ態勢ができていないため, 多くの有能な人材が定職を持てないという状況が続いています. しかし, このような知的人材は, 見回せば多様な分野で活用できるはずです. 今, 暮らしに根ざす多くの問題が, 私達人類の前に提示されています. 安心・安全な生活や地球環境問題, 情報メディアの広がり, そして金融危機に象徴される経済社会のあり方など, 様々な問題の解決を迫られているのです. そのためには, 科学の先端を切り拓く術を学び, 科学的技能と知識を備えた人材が, もっと広い場で活かされ, 働ける環境が整っていなければなりません. こうした有能な人材が多様な分野で活躍してこそ, 文化の香り高い豊かな未来が期待できるのです. それにも関わらず, 知的人材に働く場がない今日の現状は, 当人にとって不幸であるばかりでなく, 社会にとっても大きな損失ではないでしょうか.
 そこで私達は, 知的人材を活用する為のネットワークを構築すべく, NPO 法人「知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん」を設立し, 知的人材が幅広い分野へその能力を活かし, 活躍する場を拡大するための活動を始めることにしました.

……

■NPO法人「知的人材ネットワーク あいんしゅたいん」ウェブサイト
http://jein.jp/home.html

2009年02月13日

高学歴ワーキングプア、博士の就職難 深刻 院生増加策も受け皿不足

http://nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/topics/20090212/20090212_0001.shtml

 昨年のノーベル賞受賞は日本の科学力を世界にアピールしたが、博士号取得者の就職難は深刻化する一方という。国は90年代から政策的に博士を増やしてきたが、大学のポストは少なく、企業も年齢面などで採用に2の足を踏みがちだ。各大学院も就職支援に力を入れているが、急速な雇用情勢の悪化もあり、高学歴ワーキングプアという社会問題となりつつある。……

2009年02月06日

「ポストドクター」、有給で就業体験 経産省が支援策

http://www.asahi.com/national/update/0205/TKY200902050337.html

 経済産業省は、博士号を取得しながら任期付きの研究職にしか就けないポストドクター(ポスドク)の就職支援に乗り出す。産業技術総合研究所が1年間雇用し、有給で企業や大学などの研究機関で仕事を体験してもらう。希望が合えば、そのまま正規雇用につなげたいという。……

2009年01月19日

理工系博士号持つ“非正規”、経産省が就職支援へ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090118-OYT1T00111.htm

 経済産業省は、博士号を取得しても定職に就けず、非正規労働者の位置付けで研究を続ける理工系の「ポストドクター」(ポスドク)の就職支援に乗り出す。

 高度な専門知識を持ちながら就職難に苦しむ若手研究者に4月から約1年間、民間企業で働く機会を設ける。実力が認められれば正社員への道が開けるという。……


2008年12月04日

科学者会議の研究集会分科会、若手研究者の就職難や雇い止め、生活苦深刻

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-12-03/2008120309_01_0.html

 大学院の博士号取得後に短期契約で大学などに在籍する研究者・ポストドクター(ポスドク)や非常勤講師など若手研究者の就職難や劣悪な待遇が社会問題になっています。日本科学者会議は名古屋大学で開いた総合学術研究集会(十一月二十二~二十四日)の「若手研究者の研究生活と雇用」の分科会で研究者ら五人が、実態や背景、今後の課題を報告しました。……

2008年11月14日

研究分野で給与格差、ポストドクター 月10万円以上

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/128837.html

 月額給与は工学系と人文・社会系で十万円以上の開きがあり、非常勤比率は女性が男性よりも高い-。博士号取得者や大学院の博士課程修了者で大学や研究機関に任期付きで勤めている「ポストドクター(ポスドク)」を対象に、文部科学省が初めて行った研究活動・生活調査で、こんな雇用の実態が明らかになった。 …

2008年11月12日

科学技術政策シンポジウム、「技術の危機とポスドク問題」

■「意見広告の会」ニュース458より

科学技術政策シンポジウム

テーマ:科学・技術の危機とポスドク問題~高学歴ワーキングプアの解消を目指して
日時:11月16日(日)午後1時半から5時半 参加無料
会場:東京大学本郷キャンパス内 小柴ホール

記念講演:小柴昌俊氏(2002年ノーベル物理学賞受賞)
     「若手研究者育成と基礎科学研究の重要性」
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_25_j.html

ポスドク・若手研究者、大学・研究所の研究者らによる報告・討論

主催:科学技術政策シンポジウム実行委員会
〈実行委員会構成団体〉
  全大教(全国大学高専教職員組合)
  国公労連(国家公務員労働組合連合会)
  学研労協(筑波研究学園都市研究機関労働組合協議会)
  日本科学者会議
〈シンポジウム協賛団体〉
  日本私大教連
  NPO法人サイエンス・コミュニケーション
  全国大学院生協議会
 
詳細は以下のブログを参照してください。また、ポスドク・若手研究者の方は、ブログ内にあるアンケートに回答をお願いします。
http://posdocnet.blog94.fc2.com/blog-entry-8.html

博士課程を修了しているのに、短期雇用で年収200万円以下、社会保険などにも加入していないなど、不安定で劣悪な研究労働条件に置かれているポスドクは、1万5千人以上にのぼります。若手研究者がポスドクとして使い捨てにされる現状がこのまま続くと、社会の基盤を支える科学・技術の継承・発展が困難になります。ポスドク問題は、日本社会の発展にかかわる大きな問題です。このポスドク問題の解消をめざして、ノーベル物理学賞受賞者・小柴昌俊さんを迎えシンポジウム「科学・技術の危機とポスドク問題~高学歴ワーキングプアの解消をめざして」を開催します。


2008年11月04日

文部科学省科学技術政策研究所、ポストドクター等の研究活動及び生活実態に関する分析

ポストドクター等の研究活動及び生活実態に関する分析
 ∟●プレス発表資料

ポストドクター等の研究活動及び生活実態に関する分析

2008年 10月

 科学技術政策研究所は、ポストドクターの研究環境等の実態を明らかにするため、ポストドクター約1,000 人に対して、インターネット調査を2007 年11 月から2008年1 月にかけて実施し、研究活動と生活実態に関する調査結果をとりまとめました。その結果、ポストドクターの任期は平均2.7 年、平均月給は約306,000 円であること、また、研究活動には大部分の者が、雇用条件については半数程度の者が満足していること等が明らかになりました。……


2008年10月31日

科学技術シンポジウム、技術の危機とポスドク問題~高学歴ワーキングプアの解消を目指して

新首都圏ネット
 ∟●科学技術シンポジウムの紹介、技術の危機とポスドク問題~高学歴ワーキングプアの解消を目指して

科学技術シンポジウムの紹介

テーマ:科学・技術の危機とポスドク問題~高学歴ワーキングプアの解消を目指して
日時:11月16日(日)午後1時半から5時半 参加無料
会場:東京大学本郷キャンパス内 小柴ホール

記念講演:小柴昌俊氏(2002年ノーベル物理学賞受賞)
     「若手研究者育成と基礎科学研究の重要性」

ポスドク・若手研究者、大学・研究所の研究者らによる報告・討論

主催:科学技術政策シンポジウム実行委員会
  【構成団体】国公労連、学研労協、全大教、日本科学者会議
  【シンポジウム協賛団体】日本私大教連、NPO法人サイエンス・コミュニケーション、全国大学院生協議会
 
詳細は以下のブログを参照してください。また、ポスドク・若手研究者の方は、ブログ内にあるアンケートに回答をお願いします。
http://posdocnet.blog94.fc2.com/blog-entry-8.html

博士課程を修了しているのに、短期雇用で年収200万円以下、社会保険などにも加入していないなど、不安定で劣悪な研究労働条件に置かれているポスドクは、1万5千人以上にのぼります。若手研究者がポスドクとして使い捨てにされる現状がこのまま続くと、社会の基盤を支える科学・技術の継承・発展が困難になります。ポスドク問題は、日本社会の発展にかかわる大きな問題です。このポスドク問題の解消をめざして、ノーベル物理学賞受賞者・小柴昌俊さんを迎えシンポジウム「科学・技術の危機とポスドク問題~高学歴ワーキングプアの解消をめざして」を開催します。(主催者のポスターより)


2008年08月27日

文科省、ポスドクの企業を支援

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080826-00000033-nkn-ind

 文部科学省は09年度から、博士研究員(ポスドク)などによる大学発ベンチャーの設立を支援する「若手研究者ベンチャー創出推進事業」を始める。“研究者からアントレプレナー(起業家)へ”の転身を促進するため、大学内のインキュベーション機関などが事業計画立案や実施場所、経理、プロジェクト進行管理などを手助けする。文科省は、両者による約3年間の起業準備でかかる人件費や開発費を、年間約50件で支援する。同事業で6億円の概算要求をする。…

2008年07月28日

「末は博士も就職難」、修了者の25%が「浪人」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080726-OYT1T00385.htm

 大学院の博士課程を修了した若者たちの就職難が止まらない。

 特に苦労しているのが文系の人たちだ。大学教員は狭き門。民間の受け入れ先も少ない。そんな中、面接のコツを教えたり、就職先を紹介したりする企業も登場している。…


2008年07月07日

特任助教ポスト創設へ 京大理学研、博士号取得者を支援

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008070500038&genre=G1&area=K00

 最高学位である博士号を取得しながらも安定した職に就けていない多くの研究者を支援しようと、京都大(京都市左京区)の理学研究科は、任期終了後の教員への採用を想定した助教ポストの創設を目指している。…