2009年11月24日
「非正規労働」問題を研究、提言 学者や弁護士が研究団体
■http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200911200140a.nwc
労働者派遣法や有期雇用など非正規労働者をめぐる問題について、調査研究や提言をする団体を弁護士や大学教授らが中心となって設立することを決めた。22日に東京都千代田区の総評会館で結成総会を開く。……
[同ニュース]
■パートや派遣の問題で提言…弁護士らが全国会議結成
■非正規の権利実現へ 弁護士・学者ら 全国会議結成
2009年09月03日
厚労省、非正規労働者の雇い止め、全国で23万人超
■厚労省
∟●非正規労働者の雇止め等の状況について
厚生労働省は8月28日、全国のハローワークが8月18日時点で調べた「非正規労働者の雇い止め等の状況」を発表した。2008年10月から09年9月までに実施済みまたは実施予定の非正規労働者の雇い止め等は、全国で3,952事業所で計23万2,448人だった。就業形態別の内訳をみると派遣が14万86人で全体の6割を占め、契約(期間工等)は5万2,353人、請負は1万8,045人だった。都道府県別では、愛知の3万9,244人が最多、長野の1万157人、静岡県の9,491人と続いた。一方、正社員の離職状況(100人以上の離職事例)は4万3,366人で、うち製造業が2万3,235人と半数以上を占めた。……
2009年07月21日
「刑務所で偽装請負、団交も拒否」 栄養士が国提訴へ
■http://www.asahi.com/national/update/0718/OSK200907180166.html
神戸刑務所(兵庫県明石市)で偽装請負状態で働かされたうえ、団体交渉を拒否されて精神的苦痛を受けるなどしたとして、管理栄養士として働いていた女性と女性の加入する労働組合が近く、国に計880万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁に起こす。原告側代理人の弁護士によると、偽装請負をめぐって国が被告となる訴訟は異例という。……
2009年04月16日
OECD報告書、世界の非正規労働者18億人 6割占める
■OECD
∟●インフォーマル雇用の増加は貧困増をもたらす(2009/4/8)
∟●OECDの新報告書『Is Informal Normal?』
インフォーマル雇用の増加は貧困増をもたらすOECDの新報告書『Is Informal Normal?』によれば、インフォーマル雇用が世界各国で過去最高水準に達し、貧困国では貧困の深刻化につながっています。
金融危機のあおりで失業者が増えていますが、失業保険が整備されていない開発途上国では、失業者は低賃金、無保護、ハイリスクのインフォーマル雇用に就かざるを得ません。
本報告書によれば、世界の総労働者数の半数以上に上る約18億人が正式な雇用契約も社会保障もない労働に就いています。
この数字は、安定した人口動向と成長パターンを前提にすると、2020年までに総労働者数の3分の2へと増加する見込みであり、経済危機のあおりで失業者が増加するとともに、インフォーマルセクターの雇用に就く帰国移民が増えれば、さらに多くなる可能性があります。
OECD(経済協力開発機構)は8日、報告書「Is Informal Normal?」を発表した。それによると、正式な雇用契約と社会保障がない「インフォー マル雇用」の労働者は世界中で約18億人に上り、労働者全体の6割に相当 すると指摘。2020年までに労働者全体の3分の2に増加し、経済危機のあおりで帰国移民が増えれば更に増える可能性があるとしている。……