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2015年04月30日

北大職員組合、国立大学法人大阪大学の長期非常勤職員解雇(雇い止め)に対する抗議書

北大職員組合
 ∟●国立大学法人大阪大学の長期非常勤職員解雇(雇い止め)に対する抗議書

2015年3月18日
国立大学法人大阪大学
学長 平野 俊夫 殿

北海道大学教職員組合
執行委員会委員長 羽部 朝男

国立大学法人大阪大学の長期非常勤職員解雇(雇い止め)に対する抗議書

 大阪大学教職員組合からの説明によると、貴職は、2015 年 3 月末をもって、大学法人化前から引き続き雇用されている 160 名余りの非常勤職員の解雇(雇い止め)を強行しようとしているとのことです。
 しかしながら、大学法人化以前に雇用された非常勤職員の解雇(雇い止め)が問題になっているのは、全国でも大阪大学だけです。
 長年、貴学の教育研究環境の整備のために一所懸命に働いてきた非常勤職員を大量に解雇(雇い止め)しようとする貴職の行為は、まさに貴重な働き手の使い捨てにほかならず、公的な教育研究機関として取られるべき対応ではないと考えます。
 このため、当該非常勤職員に対する貴職の今回の措置に対して、および大阪大学教職員組合をはじめ事業場の過半数代表者等の学内関係者の声を真摯に受け止めようとしない貴職の不誠実な態度について、ここに厳重に抗議します。
 更に、法人化前からの非常勤職員の解雇(雇い止め)を直ちに撤回し、大阪大学教職員組合と誠実に団体交渉を行い、当該非常勤職員の処遇改善のために真摯な姿勢で話し合いをされることを望むものです。

以 上


2014年11月07日

大阪大学非常勤職員、雇い止めで提訴

MBS(2014/11/06)

 大阪大学の非常勤職員の女性が、来年3月で契約切れとなるのは不当だとして、大学に対し来年4月以降も労働契約が続くことを確認する裁判を起こしました。

 訴えを起こしたのは、大阪大学の非常勤職員、石橋美香さん(34)です。

 訴状によりますと、石橋さんは11年前から3年毎に労働契約を更新し、図書館司書の仕事をしていましたが、2年前、「2015年3月までで更新はしない」とされました。

 しかし、石橋さんは「実質は期間の定めのない契約状態で、退職に合意していない」と、来年4月以降も契約が続く地位にあることの確認を求める裁判を起こしました。

 「ひとりじゃなくてみんな同じように思っているので、なんとしても(雇い止めを)撤回させたいと思っています」(大阪大学非常勤職員:石橋美香さん)

 大阪大学は「訴状を見ていないのでコメントできない」としています。