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 カテゴリー 大学人ユニオン

2016年07月25日

全国大学人ユニオン、公開学習会のお知らせ「非正規問題と労働組合の役割」

公開学習会のお知らせ「非正規問題と労働組合の役割」

労働組合法人全国大学人ユニオン


公開学習会のお知らせ


非正規問題と労働組合の役割


講師:龍井葉二氏(連合総研・元副所長、連合非正規労働センター・元総合局長)

日時:2016年8月20日(土)15時~17時
場所:明治大学 駿河台校舎 研究棟4階第2会議室

日本における非正規率はすでに37.6%に達しており、格差と貧困はいまもなお広がる傾向にあります。その背景には日本における「雇用・扶養システム」、すなわち企業における雇用(帰属)=正社員(男性)=世帯主が他の家族を扶養するというシステムがあります。非正規労働は以前から存在していたにもかかわらず、いつから、なぜ「問題」となったのでしょうか。そして労働問題が社会問題へと変化するなかで、いったい何が起きているのでしょうか。全国大学人ユニオンは、京都に事務所をおく専任と非常勤の大学教職員からなる労働組合法人です。このたび関東支部を設置するにあたり、明治大学で公開学習会を開催いたします。もとより大学人の共同体にとって、正規と非正規の「ユニオン」の問題ほど切実なものもありません。それがいかにして可能かを、講師の龍井葉二氏とともに考えましょう。ご来聴を歓迎します。

2014年10月05日

全国大学人ユニオン、常葉学園理事長に対する抗議の申入れ

巻口勇一郎組合員に対する不当な懲戒処分について(抗議)

2014年10月3日

学校法人 常葉学園
理事長 木宮 健二 殿
労働組合法人全国大学人ユニオン


巻口勇一郎組合員に対する不当な懲戒処分について(抗議)

 貴法人に設置された学園懲戒審査委員会は、7月28日付で巻口勇一郎氏(常葉大学短期大学部)に対し「審査説明書」を交付した。それによれば、巻口氏が行った「告訴」という正当な市民的権利の行使に対し、「懲戒解雇」が相当としている。
 当ユニオンは、組合員である巻口氏に対し行われようとしている不当な懲戒処分を撤回することを強く求める。仮に貴法人が懲戒処分を強行するならば、当ユニオンは巻口氏の権利回復に向けてあらゆる法的な手段を行使するとともに、貴法人の社会正義に反し、教育・研究機関にふさわしくない行為を徹底して追及していく。

以上

[付記]当ユニオンは労働委員会の資格審査を得た法人格をもった労働組合である。

<連絡先>
労働組合法人全国大学人ユニオン 事務所
〒600-8458 京都市下京区油小路通り松原下る樋口町308 京都社会文化センター内
電話:075(741)6051
e-mail:uu2ion@yahoo.co.jp

2012年08月23日

日本初、大学界における個人加盟の産業別労働組合が結成!

大学界における個人加盟の産業別労働組合
「労働組合法人全国大学人ユニオン」が結成される

 6月10日午後、京都市内において労働組合法人全国大学人ユニオンの結成大会が開催され、「大学界における個人加盟の産業別労働組合」が発足した。結成大会に先立って、銀行産業労働組合の元書記長である甲賀邦夫さんが「全国大学人ユニオンに期待する-銀産労(現金融ユニオン)の経験から-」と題した記念講演を行った(講演の概要は、『地域と労働運動』2012年9月号に掲載)。
 結成大会では、経過報告、規約、2012年度方針と予算が承認され、望月太郎・執行委員長、塚田亮太・書記長をはじめとする11人の執行委員と2人の会計監査が選出された。また、結成宣言が採択された。
 5月1日付で公表された準備会の呼びかけ「新しい社会運動として、大学における産業別労働組合を」では、「国公私立の設置形態を超えて、正規・非正規の雇用形態を超えて」と謳っており、北海道から九州までの17の国公私立大学・短期大学の正規・非正規労働者が加入してユニオンは発足した。結成以降、組合員の懇談会を開催するとともに組合員の拡大に取り組んでいる。団体交渉の実現、全国的な課題への取り組みに向けた準備も進めている。
 ユニオンは、7月13日付で京都府労働委員会からの資格審査を得て、8月6日には法人登記を終えている。ユニオンの連絡先は、以下のとおり。
  e-mail :uu2ion@yahoo.co.jp 電話・Fax:075(645)8634(細川)


2012年05月01日

「新しい社会運動として、大学における産業別労働組合を」、2012年5月 「全国大学人ユニオン」(仮称)結成準備会

「新しい社会運動として、大学における産業別労働組合を」

新しい社会運動として、大学における産業別労働組合を
-国公私立の設置形態を超えて、正規・非正規の雇用形態を超えて-
2012年5月 「全国大学人ユニオン」(仮称)結成準備会

全国の大学・短期大学等の高等教育機関ならびに研究機関に働く教育研究労働者のみなさん。
 わたしたちは、現在、全国大学人の産業別労働組合の結成のため準備を進めています。
 これまで、日本の大学における労働組合は、他の産業における労働組合と同様に、大学別に組織され、正規雇用の教職員(労働者)を中心に組織されてきました。しかし他方で、職場に労働組合がなく、組合に加入したくても加入するのが困難な労働者がいる、あるいは企業別労働組合という性格から雇用関係にある職場内の諸問題に重点が置かれざるを得ない、など限界と課題が生じている、とわたしたちは考えています。
 1990年代以降、世界的に新自由主義、経済至上主義の潮流が強まるもとで、日本でも「民営化・規制緩和」政策が席巻し、大学もその渦に巻き込まれることとなりました。そして、教員任期制、国立大学の(独立行政)法人化などの諸政策が進められ、日本の高等教育と学術は危機に瀕する事態になっています。
 教育・研究費問題は深刻化しています。科研費の重点化と一般研究費の抑制、GPをはじめとする特別教育費枠の増設などによって、研究・教育費獲得の異常な競争化か進行しています。また、国際的に見ても異常な高学費によって国民(若者)の教育権に対する侵害が続いています。
 こうした中で、大学の教育・研究者には自らの狭い利害に汲汲とするのではなく、社会的な大義と国民的利益にもとづいた知識人たるべき教育研究労働者の自覚的な運動が切望されていると考えるものです。
 このような切実な思いから、わたしたちは今、大学における産業別労働組合の結成を準備しています。わたしたちのめざす新しい労働組合は、次のようなものとして展望しています。
 まず、高等教育を担う者としての社会的責任を自覚します。学生たちの学習権を保障するために最善の努力を尽くします。
 そして、教育研究労働者として、国公私立の設置形態を問わず、正規・非正規を問わず、同じ大学界に働く労働者(教員)の利益を守るために、全国の大学を横断する形態により産業別労働組合の機能を果たします。
 さらに、憲法23条の謳う国家からの「学問の自由」を研究・教育に貫くとともに、日本社会と国際社会の発展に向け、人類が直面する諸課題に対して、国際社会の認識の到達点を踏まえ、わたしたちの足元で誠実な取り組みを進めます。
 以上のようなわたしたちの思いを汲んでいただきまして、ぜひ全国大学人ユニオン(仮称)にご賛同、ご参加(加入)いただきますようお願いいたします。結成総会は、6月10日(日)午後、京都において開催予定です。こちらにも是非ご参加いただきますようお願いいたします。


「全国大学人ユニオン」(仮称)結成準備会事務局
 塚田亮太(専業的非常勤講師)
 細川 孝(学校法人労働者)
 望月太郎(国立大学法人労働者)
 ※ 以上、アイウエオ順

連絡・問い合わせ先
細川孝(龍谷大学経営学部)
e-mail hosokawa(at)biz.ryukoku.ac.jp
電話・Fax:075(645)8634<ダイヤルイン>