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2016年06月29日

大学オンブズマン、「2016年度 夏の研究会」テーマ-日本の大学ガバナンスを問う-

大学オンブズマン「2016年度 夏の研究会

テーマ:日本の大学ガバナンスを問う-大学の市民的公共性 vs 「私物化」される大学-

日 時:2016年7月15日(金)18:30~20:30(終了予定)
     ※ 終了後、近隣で懇親・交流会を開催
場 所:龍谷大学響都ホール 会議室(京都駅八条口側「アバンティ 9階)
内 容:事例報告とその検討
その他:準備の都合がありますので、uniomb@yahoo.co.jpまでご連絡ください。
     懇親・交流会に参加される方は、その旨をお伝えください。

主 催:大学オンブズマン


2015年07月08日

大学オンブズマン、「研究者の権利問題を考える集い」のご案内

■大学オンブズマン
 ∟●「研究者の権利問題を考える集い」のご案内

大学オンブズマン「研究者の権利問題を考える集い」のご案内

 大学オンブズマンは2013年2月、以下の目的を掲げて結成されました。
1 大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性を実現する。
2 大学関係者(学生、教職員など)の諸権利を擁護する。
3 関連する国内外の諸団体・機関との協力関係を促進する。

 この間、いくつかの大学における権利問題、大学経営問題について取り組みを進めてきたところです。その一環として、この度、「研究者の権利問題を考える集い」を開催することとなりました。

 今回の「集い」では、研究妨害のハラスメントに対する損害賠償等請求と、雇用契約上の地位確認請求を求めて裁判をたたかわれた女性研究者をお招きし、懇談を行います。最高裁までたたかいましたが、上告受理申し立て不受理ということとなりました。残念な結果となりましたが、労をねぎら機会になればと思います。

 この女性研究者が大学評価学会第44回研究会(2014年8月31日)で報告された「医科大学・医学部における不正」が大学評価学会年報『現代社会と大学評価』(2015年7月刊行予定)に収録されます。ぜひご一読願いたいと思います。

 なお、今回の「集い」は、大学オンブズマンが事務所を置いている、NPO京都社会文化センターの「祇園祭協賛 京都社会文化センター・フェア」の一環として開催されます。センターから歩いて3分程度のところに、祇園祭の山鉾の一つ太子山(「知恵のお守り」)があります。
「集い」の概要は、下記の通りです。準備の都合がありますので、参加いただける方は、事務局(龍谷大学 細川孝 hosokawa(at)biz.ryukoku.ac.jp 075(645)8634)までお知らせいただけると幸いです。

日 時:2015年7月16日(木)18時~20時
場 所:京都社会文化センター(町家)
京都市下京区油小路通り松原下ル(醒泉小学校東門前)
. 075-741-6051(常駐はしていません)
会 費:1,000円

以上

2014年10月05日

大学オンブズマン、「内部告発者に対して懲戒処分するな!」 常葉学園理事長・木宮健二に対する申入れ

大学オンブズマン
巻口勇一郎氏に対する懲戒処分に関して(申し入れ)

2014年10月3日

学校法人 常葉学園
理事長 木宮 健二 殿
大学オンブズマン 理事会

巻口勇一郎氏に対する懲戒処分に関して(申し入れ)

 当オンブズマンはこの間、繰り返し貴法人が設置する学校における不正について問題を指摘してきた。あわせて、巻口勇一郎氏(常葉大学短期大学部)に対する不当な懲戒処分を行わないよう求めてきた。しかし、常葉学園懲戒委員会「審査説明書」7月28日交付の書面によれば「懲戒解雇」が相当とされている。
 繰り返すまでもないが、巻口氏の内部告発(告訴)は公益通報者保護制度によって保護されるべきものである。したがって、貴法人がこのまま巻口氏に対して懲戒処分を行ったならば、それは教育・研究機関としての大学の自殺行為であり、「大学の社会的責任」(USR)の放棄と言わざるをえない。
 貴法人の常軌を逸した行動は既に全国の大学関係者に広く知られている。当オンブズマンは、10月17日に予定されている巻口氏の弁明の正当性を認め、貴法人が巻口氏に対する懲戒処分を行わないよう強く求める。
 仮に懲戒処分が強行されるならば、当オンブズマンは引き続きこうした事態を広く社会および世論に訴えていく活動を一層進めていく。あわせて、関係省庁ならびに国会において本件の問題を取り上げていただくよう要請する所存である。

以上


<連絡先>
大学オンブズマン 事務所
〒600-8458 京都市下京区油小路通り松原下る樋口町308 京都社会文化センター内
電話:075(741)6051
e-mail:uniomb@yahoo.co.jp


2013年02月18日

大学オンブズマン、設立!

大学オンブズマンHP

 大学オンブズマンが設立されました。結成大会は,2013年2月2日京都社会文化センターにて。
 【大学オンブズマンの役割】
 市民的な立場から、大学運営(ガバナンス)における不正や違法行為等の調査・改善勧告、さらに大学関係者(学生、教職員など)の諸権利の擁護のために公的機関を含む関係機関に申し立てや提言を行う

大学オンブズマン設立目的(趣旨)

 1990年代以降の高等教育における規制緩和や、国公立大学及び研究機関の独立行政法人化などの構造改革路線のもと、大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性が問われる事態が相次いでいます。

 多くの大学で解雇や配置転換、授業担当はずしなどの権利侵害がおこっており、裁判に持ち込まれたものも少なくありません。私立大学においては競争主義的な大学経営によって、学部・学科改組の際に、コンプライアンス上の問題や権利侵害を生じさせるといった問題事例が多発しています。国立大学では法人化にともない、トップダウンが常態化し、学問の自由とこれに基礎づけられた大学の自治の形骸化が生じています。また、任期制や「評価」制度などを通じて、大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性はいっそう損なわれています。高等教育政策は、市場原理にもとづき大学淘汰を促進するものとなっています。

 このような状況のもとで、大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性の確保を求めることが、日本の大学の未来を創っていくうえで重要な課題となっています。そこで、わたしたちは、市民的な立場から、大学運営(ガバナンス)における不正や違法行為等を調査し改善の勧告を行い、さらに大学関係者(学生、教職員など)の諸権利の擁護のために公的機関を含む関係機関に申し立てや提言を行うことに本格的に取り組んでいきたいと考えるものです。

 すでに事態の改善に向けての様々な取り組みがおこなわれていますが、相互の情報交換と交流支援の必要性が求められています。以上のようなことから、ここに大学オンブズマンを設立し、大学運営(ガバナンス)の公正性・健全性を実現する取り組みを進めていきます。

2013年2月2日