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2021年08月05日

不正通報、二審も教授勝訴 国士舘大の戒告処分

共同新聞(2021/7/28)

 同僚教員の研究不正を通報して戒告処分を受けたとして、国士舘大の教授と元教授が大学側に処分の無効確認と賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は28日、一審東京地裁判決に続き教授への処分を無効とした。元教授については「新たな不利益を受ける恐れがない」と無効確認の訴えを却下した上で損害を認め、2人に計120万円を支払うよう大学側に命じた。

 判決によると、教授らは17年、同僚が他の学術誌に発表した論文を「二重投稿している」と大学側に通報した。書面には「本人が(不正を)認めた」と記載したが、大学側は「不正を認めた事実はなく虚偽の報告をした」とし、2人を処分した。


2020年11月14日

国士舘大学、公益通報で処分は無効 東京地裁

■しんぶん赤旗(2020年11月13日)より

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国士舘大、不正通報の元教授ら勝訴 懲戒処分は無効

■静岡新聞 (2020/11/12)
 ∟●不正通報の元教授ら勝訴 国士舘大、懲戒処分は無効

 国士舘大(東京)で同僚教員の研究不正を通報した元教授の男性2人が、大学側に「不当な通報」と判断され、違法な懲戒処分を受けたとして、処分無効を求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、元教授側の主張を認め、いずれの処分も無効とした。
 判決によると、元教授らは2017年、教員が他の学術誌などに発表している論文を「二重投稿している」と大学内の担当機関に通報。提出書面に「本人が(不正を)認めた」などと記載したが、大学側は「教員が不正を認めた事実はなく、虚偽の報告をした」とし、2人を戒告処分とした。
 判決は二重投稿が疑われる行為があり、書面は真実の可能性が高いとした。

2020年10月17日

国士舘大の男性教授2人の懲戒無効

日刊スポーツ(2020年10月16日)

 国士舘大の男性教授2人が、学生の前で学長を中傷するような発言をしたことなどを理由に懲戒処分を受けたのは不当として、地位確認を求めた訴訟の判決で、東京地裁は15日、いずれの処分も無効とし、未払い賃金などの支払いを大学側に命じた。

 判決によると、文学部の男性教授は2016年12月、学生が卒業論文を発表する研修で、直前に急死した別の教授の名前を挙げて「学長に殺されたと思っています」と発言。大学は17年4月、この発言などを理由に教授を懲戒解雇とした。

 伊藤由紀子裁判長は「学生に不信感、不安感を与える発言だったが、大学の一般的な信用を毀損(きそん)する恐れは小さい」とし、「解雇は社会的相当性を欠く」と結論付けた。

 もう1人の原告は、指導学生に不適切な発言をしたなどとして、18年1月に懲戒降格処分となった。伊藤裁判長は「学生の精神的苦痛は大きいが、指導全般に問題があったとは認められず、教授の地位を剥奪するのは重きに失する」とした。

 学校法人国士舘は「判決文を見ていないのでコメントできない」としている。(共同)


2013年10月14日

国士舘大・文学部の専任教員が“不正経理”指摘で授業凍結3年、懲戒、体育学部に放逐 書道予算めぐり

MyNewsJapan
 ∟●国士舘大・文学部の専任教員が“不正経理”指摘で授業凍結3年、懲戒、体育学部に放逐 書道予算めぐり

国士舘大・文学部の専任教員が“不正経理”指摘で授業凍結3年、懲戒、体育学部に放逐 書道予算めぐり

佐々木奎一
(9/30 2013)
 
 国士舘の文学部日本文学・文化専攻の専任講師の村崎氏は、3年以上の授業凍結の挙句、武闘派で名を馳せる体育学部体育学科に異動となった

 国士舘大学文学部の専任講師に01年に就任した村崎京子氏(現40代女性、仮名)は、会計担当に任命され、先輩教授から書道の予算に不正があるのでただすよう言われ、暴いた。その結果、村崎氏はその予算を使っていた教授一派から反感を買ってしまい、その一派から文学部長に昇進した藤田忠氏より、「学生から授業の苦情がきている」と因縁をつけられ、授業を3年間以上も凍結させられてしまう。10年10月には、柔道の金メダリストなどの猛者を輩出する全国屈指の武闘派集団・体育学部へと放逐。たまりかねた村崎氏は11年1月、大学を相手取り、文学部専任講師の地位確認と慰謝料500万円を求め東京地裁に提訴したが、一、二審とも敗訴だった。なぜこの裁判は勝てなかったのか?裁判で明らかにされた真相は?裁判資料や原告・被告への取材から見えてきたのは、有名私大のネチネチした陰湿な派閥抗争と、裁判の限界だった。(訴状、判決文は記事末尾からPDFダウンロード可)
……以下,略……