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2003年11月30日

名工大 柳田学長が辞任へ 教授会が「所信」を否定

(ニュースソース首都圏ネットワークHPより)
http://www.shutoken-net.jp/web031127_2kyodo.html
 名古屋工業大(名古屋市昭和区)の柳田博明学長(68)は二十六日、学長の権限強化を打ち出した自らの所信表明の取り消しを求める動議が同日の教授会で可決されたことを受け、緊急の記者会見を開き「所信表明が否定された以上、学長を務めることはできない」として辞意を表明した。
 二十七日に文科省に辞意を伝え、年内にも辞任が認められる見通し。任期途中の学長が法人化目前に辞意を表明する異例の事態となった。
 柳田学長は東大教授などを経て二○○○年十一月に学長に就任。国立大学法人法施行を前に、七月、学長のトップダウン方式で速やかに改革を進めるため「学長が先頭に立って改革を行う」などとする所信を表明。その上で自らの信任投票を行い、教授会で約60%の支持を得ていた。
 柳田学長は十月には、法人化後の運営組織として、学長の権限を一層強化する「経営戦略本部」を設置。しかし、一部教官から「学長は学内の民意を無視し、独断で改革を進めている」と反発が強まっていた。
 二十六日の教授会には二百人が出席。教官の一人が「七月の学長の所信表明は(教授会の役割の重要性に十分な配慮を促している)国会決議を無視している」として所信表明の取り消しを求める動議を提出。投開票の結果、賛成が百二十二票、反対が六十八票、白票が十票だった。
 柳田学長の専門分野はセラミックスの基礎科学。
[2003-11-27-07:36]

投稿者 管理者 : 2003年11月30日 14:59

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