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2003年11月22日

「助教授」「助手」を置かない(全国初)。教授と準教授の任期5年

新東京都立大学

 年俸制(半分が「基本給」,残りは授業実績による「職務給」と
 研究実績による「業績給」)を採用。

 2005年春に独立行政法人として開校する都立新大学について、東京都は20日、教授を頂点とする従来の序列を廃止し、独立性の高い「教授」「准教授」「研究員」に再編する方針を固めた。併せて任期制と年俸制も導入する。都によると、大学に助教授や助手を置かなくなるのは全国で初めて。

 大学組織は通常、講座ごとに教授、助教授、講師、助手といった強い上下関係で結ばれており、助教授や講師ら若手の研究者が教授の“下請け”となりがちな弊害が指摘されている。このため新大学では、こうした「主従関係」を廃止し、教員個人の独立性や競争性を高めるため、職制の簡素化に踏み切る。都大学管理本部によると、新設ポストの准教授は、研究・教育分野で教授と対等な存在で、基本給の額や学部長などの管理職に就くかどうかの違いがある程度という。研究員もこれまでの助手とは異なり、能力次第で教授から独立して研究をすることも可能となる。

 また、教員の任期制では、教授と准教授の任期は5年としている。教授の再任は制限がないが、准教授は再任を1度だけ認めている。研究員は原則3年を任期とし、2年まで延長できる。このため、准教授や研究員は、任期中に昇任できない場合、学内にとどまることができなくなる。教授を5年以上務めた者に対しては、大学の“顔”となる「主任教授」(仮称)も用意している。

 一方、年俸制は、給料の半分が基本給で、担当授業数など職務実績によって加算する「職務給」と、研究実績に基づき支給される「業績給」で構成。全教員を対象にした任期・年俸制は、横浜市立大学でも2005年度から導入することが決まっている。(全大教近畿HPより)

投稿者 管理者 : 2003年11月22日 19:03

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