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2003年12月19日

国立大学法人に借財1兆数千億円

国立大学法人は1兆数千億円の借金を抱えることになりそうだ。文部科学省が現在検討している法人制度設計では、財政投融資からの借入金1兆数千億円を各国立大学法人がそのまま引き継ぐことになる。平成17年度から運営費交付金に効率化係数がかかるかどうかという問題とともに、国立大学法人が実際に自主的、自律的な運営ができる体制が確保できるかどうかのキーポイントになる。現在、各大学では法人化に向けた様々な検討が行われているが、こうしたことが現実のものとなると財政上の設計が大きく変わりかねない。

文科省  財投借入金、分配へ法人制度設計に盛り込む

今年度の国立学校特別会計を見てみると、予算規模2兆8045億円で、歳入は一般会計からの繰り入れが1兆5,256億円、授業料収入と入学検定料3,595億円、附属病院収入5,957億円などとなっているが、その項目の一つに借入金553億円という項目がある。これは国の財政投融資からの借入金で、文部科学省は公式発表していないが残高は一兆数千億円にのぼる。……

(12月12日付、科学新聞)

投稿者 管理者 : 2003年12月19日 11:06

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