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2004年02月04日

広島大医学部、「名義貸し」問題 県が立ち入り検査へ

中国新聞(2/4)

 大学医学部の医師が、学外の病院から勤務実態がないのに名義だけを貸していた「名義貸し」問題で、広島県は三日、県庁内で開いた県医療審議会で今後の対応を明らかにした。県は厚生労働省から提供される情報に基づき、関係医療機関への立ち入り検査に入る。

 審議会では、県医務看護室の藤本満志室長が、厚労省から医療機関名などの連絡を待ち、社会保険事務局など健康保険を所管する機関と連携して、名義を借りていた疑いのある医療機関を立ち入り検査すると説明。医師数の不足など医療法に違反している場合は指導する▽広島大、県医師会と再発防止策を検討する―などの対応も示した。

 文部科学省の調査では国公私立五十一大学の医師延べ千百六十一人が「名義貸し」をしていた実態が判明した。大学院生延べ六十一人が名義を貸していた広島大の医学部長で審議会の井内康輝委員は席上、「心からおわび申し上げる」と陳謝。「非常勤で働いていた大学院生が(常勤として)名義を貸していたと想像される」と説明した。

 井内医学部長は審議会後、取材に対し「当初から、しかるべき機関の調査には協力する方針でいる。中国四国厚生局から文書で情報提供の要請を受けており、学内で対応を検討している」との経過を明らかにした。

投稿者 管理者 : 2004年02月04日 00:42

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