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2004年02月19日

首都大理事長予定の高橋氏、都立大訪れ学長と懇談

東京新聞(2/18)

 都が来年四月に開学する「首都大学東京」の理事長に就任予定の高橋宏氏(70)が十七日、八王子市の都立大を訪れて茂木俊彦学長ら大学幹部と懇談した。都の新大学構想への批判が噴出している都立大に、新大学の経営トップとなる高橋氏が自ら足を運ぶ異例の展開。都立大の教員からは話し合いの場ができたことに期待の声が上がる一方「結局は何も変わらないのでは」と冷ややかな見方も出ている。
 高橋氏は元郵船航空サービス会長で、石原慎太郎知事の大学の同窓生。関係者によると、都側からは高橋氏と都の新大学担当者、大学側からは茂木学長や各学部長らが出席し、約二時間にわたり懇談した。…

 高橋氏は懇談後「都の改革についてフレキシブル(柔軟)にやることと、新大学をいい大学にしようということで合意を得た」と話し「(対話に向けた)大きな一歩になった」と述べた。茂木学長も「いい話し合いができた」と懇談を評価した。
 関係者によると、新大学に就任する意思を尋ねるために都が都立四大学の教員に送付した「確認書」や、新大学に導入する予定の教員の年俸制・任期制などについて意見交換したという。高橋氏は今後も、同大を訪れて話し合いを行う意向を示したという。
 都立大では、昨年八月の新大学構想発表後、教員や学生から構想への不満や批判が相次いだ。都の担当者らが学校を訪れて話し合うことは、八月以降ほとんどなかったという。
 出席した大学の教員の一人は「これまでと違い、人間的なやりとりができた」と好意的に受け止める。しかし、別の教授は「高橋氏の姿勢には期待するが、結局は都の事務方が従来通りの構想を進めようとするのでは」と懐疑的だった。

投稿者 管理者 : 2004年02月19日 00:38

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