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2004年03月04日

04年私立大入試、大規模大学は志願者減

Mainichi Edu Mail(3/03)

 2月25日に始まった国公立大前期試験には27万人が挑戦した。「国公立人気」と言われながら、志願者は全日程合わせて3万2000人の大幅減になった。この傾向は、私立大入試でも同じ。今年の入試状況を大づかみすると「受験生の減少に翻弄され、勝ち組大学がほとんど見当たらない」と言える。特に大規模な人気大学にこの傾向が顕著だった。【大学通信】

 定員が2000人以上の大学の志願者数(2月中旬までの確定分)を検証すると、昨年より増えているのは立命館大、中央大、慶應義塾大など数校に限られる。昨年志願者を急増させた早稲田大、法政大は大幅減。関西圏では関西大、関西学院大、同志社大も昨年を下回った。受験人口減少期の勝ち組になると目されていた大学が軒並み志願者を減らしている。

 その一方で、少数派だが、昨年を上回る受験生を集めた大学もある。例えば、文教大、成蹊大、武蔵大、愛知淑徳大、神戸学院大などで、共立女子大、白百合女子大、同志社女子大などの女子大も志願者が増えた。受験人口全体の減少分が5%近いことを考慮すれば、今年の勝ち組と言えるだろう。

 これらの大学に志願者が集まる背景には、大規模大学には求められない“面倒見の良さ”が、就職に対する期待感に直結しているということが考えられる。例年同様、資格が取得できる大学の人気も高く、志望校選びの最重要情報は今年も就職だったようだ。

投稿者 管理者 : 2004年03月04日 00:03

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