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2004年03月25日

学生の自殺が増加、大学側が予防に本腰(全国大学生協連調査)

 私の大学でも,保健管理センターや学生相談体制の強化を図っている。しかし,深刻な悩みも含め学生相談件数は増加の一途。また,「自殺願望」をほのめかす学生も少なくない。この記事内容は学生部をあずかる責任者(学生部長)として他人ごとではなく,まさに私の悩みの1つでもある。
 記事にあるような各大学の対応は,研修会等での報告や保健管理・学生相談室体制に関わる様々な事例を聞く限り,いまやどこの大学でも行われている。実質的な相談員としての仕事は特定のカウンセラー等専門家だけでなく,文字通り全教職員の仕事と捉えるのが今日的な考え方である。したがって,教職員向けの講習会や対応マニュアルが必要となっている。

読売新聞(3/24)より部分引用

 厳しい就職事情を苦にしたと見られる大学生の自殺が増えていることが、全国大学生活協同組合連合会(東京)などの調査で明らかになった。事態を重く見た各大学では新年度から、自殺予防に力を入れる。

 70万人の学生が加入する大学生協連共済センターによると、自殺による共済金給付件数は、1990年代前半は50件前後だったが、97年度に80件台に乗った後、99年度、2000年度は99件と急増。今年度も2月末までに80件に達し、給付対象になった本人死亡のうち自殺の占める割合は48%と、90年度以降で最悪となった。警察庁の調査でも、短大・大学生の自殺者数は、90年代前半の200人余りに比べ、99年の363人を最高に、2000年以降も320―340人の高い水準にとどまっている。 …

投稿者 管理者 : 2004年03月25日 00:05

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