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2004年03月30日

大学評価学会、大会報告の内容について

 3月28日にキャンパスプラザ京都で開催された大学評価学会について,運営委員でもある永岑 三千輝教授(横浜市立大)のサイトで報告内容が掲載されていますので,これを紹介しリンク致します。
 この記事は,辻下教授のAcademia e-Network Letter No 83 (2004.03.29 Mon)でも紹介されています。

大学改革日誌(永岑教授)−最新日誌(3月29日)

 …冒頭の記念講演・益川敏英京都大学名誉教授・現京都産業大学教授(後の総会で副会長に選出された)は、基礎科学の評価のあり方について、根本的な問題提起をした。京都大学で基礎物理学研究所の所長をしていたとき「評議会で15分間もらって一席ぶった」内容を含めての報告であった。ガロアの二十歳の仕事が150年後の今日、情報通信・暗号分野で不可欠の数学理論となっていることなど、興味つきない話しであった。その科学発達の世界的長期的見地から、教育はすくなくとも15年程度の評価タイムスパンで行わなければならないこと、基礎科学は100年の単位で評価がなされなければならないこと、したがって現在の法律による中期目標・中期計画による評価が基礎科学を駄目にしてしまうことを、最先端の研究者・世界的な研究者として、説得的に語っておられた。研究実績を背景にしているだけに重みがあった。…

投稿者 管理者 : 2004年03月30日 00:36

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