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2004年04月05日
石原都政の教職員処分、「常軌を逸している」(新聞社説)
陸奥新報4月2日社説より
都の教職員処分は行き過ぎ東京都教育委員会は三十日、卒業式で「君が代」斉唱時に起立しなかった都立高校および都立盲・ろう・養護学校の教職員約百八十人を、戒告などに処することを決めた。起立しなかった嘱託教員は契約を打ち切る方針だ。
百八十人という大量の教職員の処分は異例である。しかも「君が代」の斉唱時に起立しなかったという理由での処分は、いささか行き過ぎではないのか。東京都の強引なやり方に違和感を覚えた国民も多いに違いない。
今回の教職員の処分は常道を逸していると言っていい。…
朝日新聞3月31日社説より国旗国歌――起立せずで処分とは…約180人ともいわれる処分は異例だが、処分に至る過程も常軌を逸していた。
国旗は舞台の壇上正面に掲げる。教職員は国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する。そうした細かな通達を守っているかどうか。都教委は監視役の職員を学校に派遣した。処分の対象者が増えたのは、それだけ教職員の行動に目を光らせたせいでもあるだろう。
今年の卒業式で生徒たちは君が代をこれまでにはなく大きな声で歌った。卒業式に向けて、練習を繰り返した。そのうえで決定的だったのは、校長が「君たちがしっかり歌わないと、先生方が処分を受けかねない」と生徒たちに言ったことだった。…
[関連ニュース]
■国旗・国歌 そこまでしなくても(東京新聞4/01社説)
■都立高教員大量処分で悲鳴(東京新聞4/03)
■国旗・国歌――甲子園とは話が違う(朝日新聞4/02社説)
■国旗・国歌――産経社説にお答えする(朝日新聞4/04社説)
投稿者 管理者 : 2004年04月05日 00:02
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