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2004年04月11日

日本ジャーナリスト会議、3人の日本人救出と自衛隊のイラク即時撤退を求める声明

日本ジャーナリスト会議(2004年4月9日 声明)

3人の日本人救出と自衛隊のイラク即時撤退を求める

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は、イラクで拘束された日本の民間人3人の生命の安全と釈放のために、日本政府が全力をあげるよう要求するとともに、自衛隊のイラクからの即時撤退を求める。
 今回拘束された3人は、これまでもイラクの人々のために活動し、米軍の占領と自衛隊の派遣に反対し、積極的に発言してきた人たちである。その彼らが、イラク侵略を進める米国の協力者と間違われ、この様な憎むべき拘束という事態が起きたのは、日本が米国に追従し、自衛隊を派遣したことが、いかにイラクの人々に支持されていないかを示している。
 日本政府は、このような事態になっても、「自衛隊の撤退は考えない」「自衛隊撤退の理由がない」と公言し、かたくなな姿勢を取り続けている。しかし、既に自衛隊の駐留するサマワ周辺も安全ではなくなり、十分な人道支援ができないのが現状であり、自衛隊撤退の理由は既に成り立つ状況にある。
 「人道のために活動しているボランティアを見殺しにするのが人道支援なのでしょうか」という家族の声は、まさにいま、日本政府と日本人すべてが考えなければならない問題である。
 自衛隊は、即時イラクを撤退すべきである。いま、3人を救出し、民間ベースの人道支援活動を継続させていくことが、イラク人のための真の人道支援活動である。
 自衛隊の撤退は、テロに屈することでもなければ恥でもない。
 われわれは日本政府の勇気ある決断を求めるとともに、多くの国民がそうした声を結集し、3人の救出を実現するよう強く求める。
2004年4月9日

投稿者 管理者 : 2004年04月11日 00:06

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