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2004年04月13日

日本私大教連、イラク邦人人質事件の早急な解決、自衛隊撤退を要求する緊急声明

日本私大教連「緊急声明」(4/09)より

緊急声明

 4月8日、イラクで日本の民間人3名が、武装集団に拘束された。報道によると、3日以内に自衛隊を撤退させなければ殺害するとの声明が出されている。

 理由がどうであれ、拘束し殺害までほのめかすなど言語道断であり、武装集団に対し拘束した3名を直ちに解放するよう要求する。同時に日本政府は、全力を尽くして事件の早急な解決をはかるよう要求する。

今回の事件は、そもそも大義もなく、国際世論に背き、アメリカが自らの国益を擁護するために開始したイラク戦争へ、日本政府が日本国憲法に違反してアメリカに加担するために行った自衛隊「派遣」に対する反発が根底にあることは明らかである。自衛隊がイラクに「派遣」されていなければ、起こりえなかった事件である。

 日本政府は「撤退する理由はない」としているが、もともと「『派遣』する理由がない」のだから、撤退することに理由は必要ない。

イラク戦争「終結1年」を前に、イラク全土で武力衝突が拡大し、侵略軍への民族抵抗戦争の様相を濃くしてきている。自衛隊の宿営地近くに砲弾が着弾したことも報じられ、「自衛隊は人道復興支援を行うのであって、戦争に行くわけではない」という日本政府の説明とは裏腹に、本格的に戦争に参加する事態が迫っている。

我々は繰り返し要求する。

武装集団は拘束した日本人3名を直ちに解放すること。

日本政府は全力で事件の早急な解決をはかること。

イラクから自衛隊を直ちに撤退させること。
            
2004年4月9日

日本私大教連中央執行委員会

投稿者 管理者 : 2004年04月13日 00:04

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