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2004年04月22日

「カリキュラム変更で競争力強化? 波紋広がる横浜市立大」東京新聞記事について

大学改革日誌(永岑教授)−−最新日誌 2004年4月20日(2)より

 …下記の記事のなかで、責任ある学長の発言には、―学長が今後否定したり、東京新聞に公開の抗議声明を出して修正を求めたりしないかぎり、学長発言と受け止めておくしかないが―、直視しておくべきいくつかの問題点が含まれている。いちばん問題だと思われるのは、「市長の指示は答申を忠実に実行した上で、それを踏み越えた良い案を考えろという意味に受け取った。答申の骨格概念『プラクティカルなリベラルアーツ(実践的な教養教育)』に不必要に反対しても、他の教育目標がなかった」という箇所だろう。今回の改革が理念なき改革だということ、少なくとも学長が明確な基本目標を提示しえないままに、行政(市長・大学改革推進本部)・大学事務局責任者主導で、行政主義的な改革が進んだということを認めているところであろう。…

学問の自由と大学の自治の危機問題(佐藤教授)サイトより

『東京新聞』2004年4月20日付 こちら特報部−ニュースの追跡―カリキュラム変更で競争力強化? 波紋広がる横浜市立大

学生側 「専攻課程がなくなる」 教員に続き院生も流出
大学側 「トップダウン必要」 改革断行「内部だけでは無理」 「結果で正しさ証明」 市長の意向、学長認める

 来年度からの独立行政法人化に向けた横浜市立大学改革に、現場の動揺が続いている。「科目などが減らされ、自分の専攻課程がなくなる」と在学生間で不安が広がっているためだ。学部削減やカリキュラム変更の不透明さに不満も募る。「改革は実質的に中田宏市長のトップダウンで、現場の声を反映していない」との批判が出るなかで、改革が目指す「競争力のある大学」に生まれ変われるのか−。


投稿者 管理者 : 2004年04月22日 00:01

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