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2004年05月12日

イラクから帰国された5人をサポートする会、5月10日報告集会開催 100ページの署名簿と400ページのメッセージを提出!

「意見広告の会」ニュース149より

行動報告 世話人より

 5月10日、衆議院第一議員会館で署名の第一次集約を公表する会見と併せ、世話人5名と市民約60名が参加した討論集会を開きました。
世話人会から、当日、午前10時現在で署名数が4965、署名に添られたメッセージが2084となったことが報告されました。併せて、30日から呼びかけたサポート募金が280件、1,710,500円となってることも報告されました。

 会場には郡山総一郎さんがゲストとして出席され、スピーチのなかでは、 「家族に対する攻撃には胸が痛むけれど、僕自身はバッシングにはたじろがない。皆さんが話されていることは僕の気持ちを代 弁してもらっている。僕としては自己責任がどうこうということより も、イラクがどうなっているかということに関心を向けてほしい」と力強く発言され、参加者の拍手に包まれました。

 集会では、世話人会から郡山さんに、「5人の皆さんへの賛同者の熱いいが込められています。ぜひ、お読み下さい」と、署名簿とメッセージ集が手渡されました。なお、昨日これを札幌の支援者に発送し、高遠さん、郡山さんに届けてただくことにしました。

 集会のあと、世話人ら5名が外務省と内閣府に出向き、小泉首相、細田官房長官、川口外務大臣に宛てた、緊急アピールと賛同署名簿を手渡しました。外務省では八幡邦人保護課長と面会し、その場で、川口外務大臣に宛てた、3人とそのご家族に対して請求された救援費用に関する質問書(別掲)を提出し、今月18日までに
文書で回答してもらうよう、要請しました。内閣府では、平井大臣官房総務課調整第一係長と大臣官房総務課の長沢孝治氏と面会し、同じく賛同署名簿を添えて緊急アピールを提出しました。


「帰国費請求は不当」首相らに緊急の声明 人質事件で支援団体

北海道新聞(5/11)より

 千歳市のボランティア高遠菜穂子さん(34)らイラク日本人人質事件の被害者五人を支援する「イラクから帰国された五人をサポートする会」が十日、東京・永田町で「被害者への非難・中傷をやめるよう訴える緊急アピール」を公表、小泉純一郎首相や外務省あてに提出した。

 同会は醍醐聰・東大教授(会計学)が代表世話人となり、東大、京大、一橋大などの教官十四人が呼び掛け人となって四月に発足。今回の緊急アピールでは、被害者五人を「日本人の勇気ある人道精神を世界に知らしめた誇るべき若者」として、「いわれのない非難・中傷に反対する」と訴えている。

 また、同会は、政府が高遠さんらにイラクからの帰国費用を請求したことに反対し、請求の法的根拠の説明を求める質問書を同日、外務省に提出。さらに、被害者への非難・中傷に反対する署名が同日までに五千人分集まり、支援の募金が同じく百七十万円を超えたことも発表した。

緊急署名に5千人

朝日新聞(5月11)より

 イラクで人質になった日本人やその家族への非難、中傷を直ちにやめるよう求める緊急アピールへの署名が5千人に達した。東大教職員有志らがインターネットで呼びかけた。代表世話人を務める醍醐聡・東大教授らが10日、小泉首相や川口外相に届けた。
 アピールで元人質を「日本人の勇気ある人道精神を世界に知らしめた」と評価。「背景的状況抜きに論点を『自己責任』にずらしてしまうのは問題のすりかえだ」と、自己責任論を批判している。元人質らに請求された航空運賃などに相当する約198万円を目標に始めた募金も、170万円を超えたという。

[関連ニュース]
家族への支援経費は請求せず、イラク人質事件で北海道(朝日新聞5/11)
「中傷やめよ」ネット署名4,965人にイラク人質事件で集会 郡山さん「伝えなければいけないこと見に行った」(しんぶん赤旗5/11)

投稿者 管理者 : 2004年05月12日 00:37

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