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2004年05月13日

福島大、 教育重視の大学目指す 6年間の中期目標決定

毎日新聞地方版(5/12)より

 ◇自然科学系新設、4学類へ全学再編柱に

 4月に文部科学省の一機関から国立大学法人として独立した福島大学の今後6年間の運営方針を定めた中期目標が11日、国の評価委員会の承認を経て文科相から提示された。来年4月の自然科学系学類を新設する全学再編を柱に、学生が主体的に職業選択するための「キャリア形成論」の必修導入など「教育重視の人材育成大学」を目指す内容となっている。【斉藤望】
 福大の中期目標では、教育、経済、行政社会の3学部を、新設する自然科学系学部「共生システム理工学類」を含めた4学類とする全学再編に全力を注ぐため、それ以外の際だった目標・計画はない。
 それでも、▽地域にいる多様な専門家を生かした教育や遠隔教育システム、サテライト教室の活用で地域と連携した教育を実施▽英語能力向上のため習熟度プログラムの提供▽職業意識を植え付け人生設計を考える「キャリア形成論」の1年次必修化と、インターンシップの充実――など、教育に軸足を置いた充実策を盛り込んでいる。
一方で、当初中期計画に盛り込まれていた「電子図書館システム導入や書庫改築」が財政状況が不透明なため「図書館の基盤整備」という文言に置き換わった。国からの運営交付金が毎年1%ずつ減らされる独法化の厳しい現実を反映しており、このほかにも具体的に表記した内容の一部が抽象的な内容に後退した部分がある。
 今野順夫副学長は「これでいよいよ独法化のスタートラインに立ったという気持ち。目標の実現に全力をあげたい」と話している。


投稿者 管理者 : 2004年05月13日 00:00

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