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2004年06月18日

君が代問題、不起立で再雇用取り消しの元教員が都を提訴

毎日新聞(6/17)より

 卒業式での「君が代」斉唱時に起立しなかったことを理由に定年退職後の再雇用を取り消したのは違法だとして、東京都立高校の元教員9人が17日、都を相手取り、解雇無効を求める訴訟を東京地裁に起こした。4月以降の賃金支払いと1人当たり300万円の慰謝料も求めている。

 訴状によると、9人は今年1月、都教委から再雇用職員として合格した旨の通知を受けた。だが、卒業式後、「校長からあなたに関する服務事故の報告があった。報告に基づき、再度判定を行ったところ、勤務成績が良好とは認められない」と新たに通知され、3月末に採用を取り消された。

 原告側は「都教委がいう服務事故とは君が代斉唱時の不起立を指すものにほかならない」と指摘し、「起立して国歌を斉唱せよとの職務命令自体が思想・良心の自由を侵害する違憲・違法なもの」と主張している。さらに「新学期開始直前の解雇で学校現場は担当教員が不在になるなど混乱した。教育上の配慮を欠いた突然の解雇は手続き的にも違法」と訴えている。

 都教委は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

[同ニュース]
君が代斉唱時不起立で雇用取り消し、無効求め元教員提訴(朝日新聞6/17)
君が代で起立せず「再雇用拒絶不当」、都の元教員提訴(読売新聞6/17)
再雇用撤回は違憲=君が代めぐり都を提訴−東京地裁(時事通信6/17)

投稿者 管理者 : 2004年06月18日 00:06

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