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2004年06月23日

醍醐聡・東大大学院教授が知事に抗議 「記者会見で誤った発言」

信濃毎日新聞(6/22)より

 長野五輪招致活動の会計帳簿焼却問題などを調べる「長野県調査委員会」の委員を辞任した醍醐聡・東大大学院教授は二十一日、田中知事が記者会見で事実と異なる発言をした―と厳重抗議し、訂正を求める文書を知事に提出した。二十五日までの回答を求めている。

 醍醐教授は、知事が調査委前会長の大塚将司氏=十五日に委員辞任=ら委員二人(当時)を月額報酬二十万円の非常勤特別職に採用したことに対し、調査委の独立性が保たれない―と主張、辞任した。知事は十八日の会見で、非常勤特別職採用は正しかったとの立場から、大塚氏が辞任の際「醍醐委員も調査費を潤沢に用意すべきということはおっしゃっていた」とする文書を読み上げたことを引用。これに対し、醍醐教授は「非常勤特別職に就くことを認めたかのように発言するのは虚言」「知事は真偽を確認せず、大塚氏の曲解を反復した」と批判した。

 知事が会見で、委員と非常勤特別職の兼務を「醍醐委員も了解していた」としたのも「ねつ造だ」とし、県のホームページにも掲載されている記者会見録から該当個所を削除するよう求めた。

 知事は「文書を拝見していないので、何とも言えない」と述べた。


投稿者 管理者 : 2004年06月23日 00:39

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