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2004年06月30日

山形大新学部 「地域教育文化学部」が軸

山形新聞(6/29)より

 山形大(仙道富士郎学長)が、現在の教育学部を引き継ぐ形で2005年度の開設を目指す新学部の名称について、「地域教育文化学部」を軸に学内で調整が進んでいることが28日、分かった。教育学部の再編・統合問題を受け、新学部で小中学校の教員を計画的に養成するとの方向を示した同大が、検討を進めてきた。来月中の決定、公表を予定している。

 関係者の話を総合すると、学部の名称は仙道学長が推奨する「地域」、高橋和雄知事や教育学部の卒業生らが提唱する「教育」を合わせる形で調整されたという。

 大学側が設置するとした3つの学科の名称については、地域の教育課題や教員養成に貢献する学科を「地域教育」とし、地域の文化創造に貢献する学科は「文化創造」、地域の生活課題に総合的に貢献する学科は「生活総合」とする案が有力視されている。

 山形大は去年12月、新学部を設置し、小学校教員50人、中学校教員20人(主要5教科)を計画的に養成していく方針を示した。現在、文部科学省との事前折衝を重ねており、定員や詳細は変わる可能性もあるという。

 この問題は、文部科学省の意向を受けた南東北国立3大学(山形大、宮城教育大、福島大)の教員養成課程再編・統合協議に伴い、山形大教育学部が2002年5月の教授会で、教員の計画養成を断念したことが発端となった。県、山形市、教育関係者などの強い反発で山形大は路線転換を強いられ、新しい学部を開設して大学院も含めた6年間の一貫教育を導入し、小中学校の教員を計画的に養成する方針を決定。学部名の検討を進めている。


投稿者 管理者 : 2004年06月30日 00:04

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