個別エントリー別

« 醍醐聡・東大大学院教授 公私けじめなく混乱原因に 田中知事を批判 | メイン | 横浜市大小川学長答弁:「社会が成熟しているので,学問の自由や大学の自治を犯すことはない」 一楽重雄氏横浜市議会大学教育委員会傍聴記 »

2004年07月03日

高等教育予算の増額を求め要望書 京大・同大・立命大の学長が連名で

京都新聞(7/02)

 京都大の尾池和夫総長と同志社大の八田英二学長、立命館大の長田豊臣総長は2日、3者の連名で高等教育予算の増額を求める要望書を河村建夫文部科学相らに送った、と発表した。国立、私立の枠を超え共同で要望するのは全国初という。

 主な内容は、高等教育への公財政支出の対GDP比率を現在の0・5%から先進諸国並みの1%水準に改善する▽私立大への補助金を大幅に増額する▽留学生受け入れに向けた人材育成費をアップする−など。

 背景には、法人化に伴う国立大予算の減額をはじめ、構造改革路線の推進で高等教育費がさらに削減される可能性への危機感がある。法人化で自由度が高まったのを機に、京大が今年4月、両大学に連携を呼びかけたという。

 2日夕、京大で行われた会見で、尾池総長が「国立、私立で争うのではなく国として国際競争力をつけるべきだ」と話した。また、八田学長は「運営形態を超えた呼びかけは京都だからできる強み」、長田総長は「各大学の利害対立はあるが、教育研究の水準を低下させないという点で一致できる」と語った。


投稿者 管理者 : 2004年07月03日 00:44

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1347

コメント