個別エントリー別

« 平成16年第2回東京都議会定例会、「国旗・国歌について」 | メイン | 図書紹介、阿部泰隆著『京都大学井上事件』(信山社、2004年) »

2004年07月07日

全国初の公立大学法人 秋田の国際教養大、任期・年俸制 「教授会自治」を改め経営権を理事会(大学経営会議)に集中

産経新聞(7/06)より部分抜粋

≪任期・年俸制≫

 中嶋学長は、東京外国語大学長などを歴任し、大学改革に取り組んできた。「英語で内容のある会話ができる幅広い国際教養を身につけさせたい」として国際教養大では、少人数授業で徹底的な学習を求める。厳しい教育は、一般教養にあたる「基盤教育」を経て、三年次から選択する専門教育の「グローバル・ビジネス」「グローバル・スタディズ(北米、中国分野)」でも変わらない。

 学生だけでなく教員にも改革を求めた。三年の任期制、年俸制で評価が低ければ更新されないこともある。職員の会議は英語だ。

 日本の大学に多い「教授会自治」を改め、機動的な運営ができるよう、経営権を理事会(大学経営会議)に集中させた。一点差で落ちた受験生を暫定的に入学させ、一年後に一定の成績をあげれば正規の学生とする「特別科目等履修生」制度も、機動的な組織だからできたと中嶋学長。…

≪国際教養大学≫ 定員割れが続き廃校したミネソタ州立大秋田校を引き継ぐ形で秋田県が設立を決めた。「学生が集まるのか」と県議会で反対を受けるなどし、運営は県から独立した公立大学法人として発足した。公立大は設置者の地方自治体の判断で今春から法人化が可能となり、同大が全国に先駆けた。学長に中嶋氏、副学長に多摩大名誉学長のグレゴリー・クラーク氏が就任、4年間の徹底した英語環境などさまざまな特徴を打ち出した。


投稿者 管理者 : 2004年07月07日 00:11

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1384

コメント