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2004年07月11日

もし改憲したら日本は…自分勝手な予防戦争、行き着く先は世界の混乱

東京新聞(7/10)特報

 今回の参院選後、もしかしたら3年間、国民は選挙という形で国政を問うことはできなくなるかもしれない。その間に進められようとしているのが、憲法改正問題だ。とくに今回の自衛隊の多国籍軍参加は、背景に集団的自衛権の問題も絡み、日本の安全保障の転換点といわれるが、国会審議もなく決められた。

 シミュレーションから日本の進む道を探ってみると−。

■アーミテージ報告で追随拍車

 …豊下教授はその根拠として、こう話す。
 「日米が軍事的に共同作戦を行う際、制約、障害になっているのが集団的自衛権だというのが、アーミテージ報告だった。もっと日本は英国のように貢献しなさい、という米国からの提示だ。これに基づいて九条改正の動きに拍車が掛かった。集団的自衛権が行使できるとなれば、当然、米国は名実ともに軍事作戦体制に自衛隊を組み込むことになる。もし、その段階で『いや、日本は主体的に判断するんだ』と主張すれば、それは米国からすれば、まさに裏切り行為と映る」

■9条改正はブレアの道

 その上で、現在の日本の立場をこう規定する。
 「日本はアジアにおける英国だ。つまり、分かりやすく表現すれば『九条改正は、ブレアの道を行く』という表明につながる」…

■もし参加なら10万人規模に

 もし日本が、英軍のように派兵した場合の戦力について、軍事評論家神浦元彰氏はこう予想する。
  「陸海空で約十万人規模が任務に当たることになるだろう。仮に陸上自衛隊で三万人の兵力が必要だとすれば、ほぼ同数が支援部隊として、その次の交代要員としても同数が準備や訓練に入るため、それだけで九万人規模になる」……


投稿者 管理者 : 2004年07月11日 02:48

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