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2004年07月26日

財界セミナー 『改憲』『少子化』で白熱

東京新聞(7/25)


■百 出

 「軍隊を持たないできたことが、日本経済の発展にもそれなりに貢献した面もある。もうちょっときちんとした議論をしないと危なくてしょうがない。日本はムードですぐ行っちゃう国だから」

 二十二日から二日間、静岡県小山町で開かれた経団連セミナー。初日の焦点となった憲法論議で、勝俣恒久副会長(東京電力社長)は、戦力保持や交戦権を否定した憲法九条二項の拙速な改正論にくぎを刺した。

 経団連内では、奥田碩会長が「私は改憲論者」と公言。憲法改正などを議論する「国の基本問題検討委員会」委員長の三木繁光副会長(東京三菱銀行会長)も、「憲法九条二項や(武器の輸出を制限した)武器輸出三原則の見直しは避けて通れない」と言い切った。

 しかし、講師を務めた作家の半藤一利氏が「国連憲章をきちっと具現化している日本の憲法を『これ以上のものはないんだ』と訴えかける方が、改正論議よりはるかに良い」と語るとうなずく出席者も多く、改憲をめぐる意見が経団連内でも大きく割れている様子をうかがわせた。

 国の基本問題検討委員会は年明けにも論点整理をまとめる予定だが、委員会でも結論が出ない場合は両論併記となる可能性もある。…

[関連ニュース]
日本経団連:「9条」論議、熱い夏 静岡でフォーラム始まる(毎日新聞7/23)

投稿者 管理者 : 2004年07月26日 00:05

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