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2004年09月08日

旭医大、研究支援の資金創設 卒業生らに協力要請 来夏まで1億円募る

北海道新聞(2004/09/07)

 旭川医大(八竹直学長)は六日までに、大学院生や若手研究者らの学会参加、研究支援などに活用する「学術振興後援資金」を創設すると発表した。昨年、開学三十周年を迎えた記念の取り組み。来年八月までの一年間で卒業生らから総額一億円を募る計画だ。国立大学の独立行政法人化に伴い、大学の地域貢献や競争力強化が求められていることも背景にあり、同大は「優秀な人材育成のため、多くの方に協力してほしい」と呼びかけている。(上村衛)


 大学独自の学術資金は北大、小樽商大などに既にあるが、旭医大にはなかった。同大によると、国内外の学会参加は自己負担が原則。研究費も不足しがちなため、関係者から資金創設を求める声が上がっていたという。
 資金は《1》大学院生、三十五歳以下の若手研究者の学会派遣《2》大学生らの地域医療機関視察《3》若手研究者の研究活動助成《4》国際交流協定を結んでいる海外大学(米・マーサー大、中国・南京中医薬大)との交流促進《5》留学生の奨学金−などに充てる。学内委員会で管理し、使途は大学ホームページ(HP)などで公表する。運用開始時期は未定。
 募金は個人が一口一万円、法人は一口五万円。大学側は、趣意書を卒業生三千人、教職員七百人、道内の企業百三十社などに郵送し、協力を求める。低金利で利息が期待できず、当面は資金を取り崩して運用するため、募集期間を過ぎた後も随時、募金を受け付ける。

投稿者 管理者 : 2004年09月08日 00:23

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