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2004年09月19日

山形大教授が理工学研究科の女子大学院生にセクハラ

山形新聞夕刊(9/17)

 山形大大学院理工学研究科(米沢市)の女子学生が、指導教官の六十歳代の男性教授からセクハラ行為を受けていたことが明らかになり、仙道富士郎学長らが十七日午前、山形市の同大本部で緊急会見し、概要を説明した。同大では工学部で先月、二人の女子学生が別の教授二人にセクハラ行為を受けていたことが発覚したばかり。
 相次ぐ不祥事を受け、同大は学外の有識者を加えた検討委員会を設置し、再発防止対策を探る。
 仙道学長は自らの給与を十分の一の減給三カ月とし、小山清人工学部長と前同学部長の遠藤剛理事を訓告処分と決めた。セクハラを行った教授は、今月九日から停職二カ月の懲戒処分を受けたが、先月十九日付で依願退職届を提出。今月十九日に退職し、退職金が支払われる予定。
 説明によると、男性教授は二〇〇一年九月、県外で開催された学会の研究発表に出席するため、女子学生とともに宿泊したホテルで、女子学生の部屋に入り、この学生に不快な性的言動を行った。
 今年五月に女子学生から苦情相談を受け、工学部キャンパスハラスメント防止対策委員会などで調査し事実が判明。先月末に学長に報告された。相談が遅れた理由と、教授の氏名を公表しない理由について、大学側は「なぜ遅れたかは分からない。名前や年齢は学生が特定されかねないため」としている。
 仙道学長は「短期間にあってはならない問題が相次いで起きた。反省し、原因を追究して、今後このようなことが無いように大学全体のセクハラへの対応の仕方を考え直す」と陳謝した。

[同ニュース]
「学長への報告」怠る・山大セクハラ問題(山形新聞9/18)
山形大学、またセクハラ事件 女子学生が被害、60歳代教授を処分(毎日新聞9/18)

投稿者 管理者 : 2004年09月19日 00:00

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