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2004年10月26日

湘南工科大学解雇事件、10月19日口頭弁論の結果報告と最新情報

湘南工科大学事件ホームページ
「湘南工科大学の解雇撤回闘争を支援する会」入会の呼びかけ
「湘南工科大学の解雇撤回闘争を支援する会」 ニュースレター(2) (2004/10/15)

 2004.10.19(火) 15:00 から菊地慶祐本人への反対尋問と補充主尋問が行われた。これで証人調べが終わり、次回2005.01.20(木) 13時10分の審理で結審する予定。
 
 2004.10.24 10月現在、湘南工科大学のホームページ>大学概要>名誉総長メッセージに糸山英太郎氏の文章が掲載されている。〜糸山英太郎 オフィシャルホームページ〜へのリンクも復活した。
2004.10.15 「湘南工科大学の解雇撤回闘争を支援する会」の ニュースレター(2) PDF が発行された。

湘南工科大学の解雇撤回闘争を支援する会
入会の呼びかけ

[代表世話人]
菊谷節夫(神奈川労連議長)
長谷川正利(神奈川私教連執行委員長)
早川弘道(東京私大教連委員長・早稲田大学教授)
村瀬弘明(元湘南工大付属高校教諭)
津久井康之(専修大学教授元湘南工大教員)
[世話人]
小林一章(東京女子大学教授)
塩川宇賢(慶応大学教授)
森克美(専修大学教授)
山下正勝(東洋大学教授)
松本正恒(聖マリアンナ医大名誉教授,元湘南工大教員)
稲積宏誠(青山学院大学助教授元湘南工大教員)
深沢良彰(早稲田大学教授元湘南工大教員)

1.湘南工科大学(以下「湘南工大」)の理事会は、2002年8月2日に湘南工科大学教職員組合(以下「組合」)の河口央商委員長を、8月5日に同じく菊地慶祐執行委員をそれぞれ即日懲戒解雇とする暴挙を行いました。組合は10月1日、横浜地裁に地位保全の仮処分を申し立ててたたかっています。
 この懲戒解雇処分は、組合が10数年にわたってたたかい続けている「組合員であることを理由とした3名の教授任用差別事件」と直結しています。教授任用差別事件は神奈川地労委(1995年12月)、中労委(2000年3月)での勝利命令に続き、2002年4月24日には東京地裁において組合全面勝利の「判決」と、理事会に中労委命令の履行を命じる「緊急命令」が出されました。
2.これに対し、糸山英太郎学長が実権を握る理事会は、東京高裁に判決と緊急命令の取り消しを申し立てたのみならず、こともあろうに東京地裁で組合側証人として法廷に立った河口委員長と菊地執行委員(当時書記次長)の処分へと動き出し、教授会にも諮らず、団体交渉も拒否して懲戒解雇という信じ難い処分を強行したもので、敗訴したことに対する明白な報復攻撃です。
3.河口委員長に対する解雇理由は「交通費の不正受給」です。これは教授にしない理由として理事会が東京地裁で突然持ち出したもので、判決でも退けられたものです。処分理由には河口委員長が不正受給を否定したことは「悪質である」などと記されています。
 菊地執行委員に対する解雇理由は、東京地裁での「陳述書」「証言」そのものを問題とし、「本学及び本学関係者を誹諺、中傷し本学の対外的信用を著しく傷つけた」などとしています。裁判での陳述に対し報復的な懲戒解雇処分を行うことは、法治国家における基本的な権利である「裁判を受ける権利」を侵すものであり、裁判制度への無謀な挑戦と言うべき暴挙です。
4.懲戒解雇はその理由においても、手続きにおいてもまったく不当なものです。それは過去十数年に及ぶ数々の不当労働行為の総決算であり,その最も乱暴な組合攻撃への拡大であり、まさに「組合潰し」そのものです。私たちは不当な解雇と教授任用差別を早期にやめさせるために、多くのみなさまが「支援する会」に入会され、物心両面にわたって支援されますよう呼びかけるものです。

3つの要請
1.支援する会に加入してください(お名前を公表しない場合はご指示下さい)。
2.支援する会の会員や署名運動などを広げてください。
3.その他、支援する会が呼びかける活動に積極的にご協力ください。


投稿者 管理者 : 2004年10月26日 00:42

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