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2004年12月10日

斎藤貴男氏の強力な応援演説、「憲法を“買い戻す”案」

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 ∟●憲法を“買い戻す”案(斎藤貴男の我慢もここまで 45 「望星」* 2005年1月号より)

…… そこで、少し前に九州で聞いた話を思い出した。戦争のできる国づくりなどなんとしても食い止めたい。そのためにまず考えられるのは意見広告だが、として、豊島耕一・佐賀大学理工学部教授が強調していた。

 宣伝における最も重要な要素はボリュームです。人々の記憶に定着させ、社会的な効果を生むためには、それがある臨界点を超えなければなりません。このような、1+1が2ではなく3にも5にもなるという領域、これを物理学では『非線形効果』と言いますが、そこまで行って初めて広告は意味を持ち、意見広告が世論形成への“目に見えた力”となることが期待できるのではないでしょうか」……

…… いいぞ! もしかしたら本当に、この国をまともな方向に引き戻すことができるかもしれない。そんな気がしてきた。ついでに、ここまでナメられたマスメディアには恥を知れと言いたい。資本と権力の横暴にカネで対抗するという矛盾を感じないわけでもないけれど、他に有効な方法も見当たらない以上、筆者はとりあえず豊島教授の構想を強く支持するものである。……

「百億円計画」をご支持いただいた皆様へ
豊島耕一

ご無沙汰しております.
佐賀大学の同僚,学生を主なメンバーとして「準備会」がスタートし,2回会合を重ねました.できるだけ早く報告をまとめたいと思います.

とりあえず,ジャーナリストの斎藤貴男氏による強力な応援演説をご紹介します.東海大学の部内誌と思われる「望星」という月刊誌の新年号に掲載されたものです.次に掲示していますので,どうかご覧下さい.

http://www.geocities.jp/chikushijiro2002/tenbillionyen/bosei051saito.html
http://pegasus.phys.saga-u.ac.jp/tenbillionyen/bosei051saito.html

ただ,百億円を一括して扱うように読める箇所もあるので,上のページの末尾の方に私のコメントを付けました.以下に添付します.実際,ほとんどの人がこのように誤解するようです.
______________________________
** (以下は豊島によるコメントで,雑誌にはありません.)

 資金は一括集中ではなく,市民から各広告団体に直接

 斎藤氏の大変分かりやすい紹介に感謝しています.念のため一点コメント致します.

 百億円をまず集める,というのではなく,市民有志が様々の意見広告/自主報道団体の案を吟味し,気に入った広告案に寄附をする,その積み重ねが百億円の規模になるよう互いに努力しよう,という提案です.印象強く受け取ってもらうためにあえて新放任主義(なぜか“新自由主義”という美名で呼ばれていますが)の言葉を流用しましょう.各広告団体がそれぞれの案を「市場原理」による「自由競争」下に置き,市民が優れたものを選ぶ,というわけです.

 つまり中央集権的な財政や運営は行わず,相互協力と切磋琢磨によって運動を盛り上げようという趣旨です.提案している「全国センター」は,運動が全体として百億円程度の規模に発展するように,広報と各団体への支援を行うためのものです.

豊島耕一

投稿者 管理者 : 2004年12月10日 00:48

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