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2004年12月14日

日野「君が代」処分対策委員会、「君が代」伴奏拒否裁判・最高裁への要請署名のお願い

「意見広告の会」ニュース225より

日野市の小学校(当時)での「君が代」伴奏拒否についての裁判が、とうとう最高裁へ上告されました。

 「君が代」ピアノ伴奏拒否裁判について
 1999年春、「国旗・国歌法制化」の直前に、日野市の小学校の音楽専科教員(当時)が、入学式の「君が代」ピアノ伴奏を拒否し(式ではテープ伴奏で「君が代」斉唱が行われた)、そのために戒告処分を受けました。
 処分は不当であると撤回を求めた裁判の判決が2003年12月に出され、東京地方裁判所は「伴奏の命令は外部的行為の命令であり、(「君が代」伴奏はできないという思想・良心をもつ教員の)精神活動までも否定するものではない」「内心の自由は外に出さない限り絶対的に認められるが、公務員としての義務があるとき、制限を受ける」等の理由で、音楽教員の訴えを退けました。
 二審の東京高等裁判所はわずか1回の審理のみで、今年7月に判決を出し、一審以上に踏み込んで「思想・良心の自由の制限は、公共の福祉にかなうものとしてやむをえない」と言い切っています。
 この事件を最高裁判所へ上告することになりました。

なんとしても法廷を開かせたい 
 最高裁では、多くの裁判が書類審査のみで、法廷が開かれることなく「上告棄却」とされている現実があります。なんとかして最高裁が法廷を開き、この問題を再検討する口頭審理を行ってくれるよう、要請署名に取り組みます。
 最高裁の判決如何によって、「君が代」伴奏を拒否する音楽教員の命運が左右されるだけでなく、「公務員の思想良心の制約」の問題は、他の教職員にとっても同様の大問題です。東京都の教育行政の横暴はますます強まっています。
 最高裁への上告理由書には多くの学者、学校関係者、音楽家が,力のこもった意見書・陳述書を寄せてくれています。作曲家の林光さん、坂本龍一さんからも陳述書等を寄せていただいています。裁判官に心があるならば受け止めてほしい内容を、法廷の場で直接聞き、審理を行って貰いたいと考えます。
 どうぞ署名にご協力いただき、ご一緒にこの裁判を応援してください。
 また、恐縮ですが、裁判へのカンパを寄せて頂ければ幸いです。
 2004年12月                日野「君が代」処分対策委員会
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○署名送り先 〒102-0074千代田区九段南3-9-11マートルコート麹町204号
       吉峯総合法律事務所気付
     2005年1月31日までに、申し訳ありませんが送料カンパでお送りください。
○カンパ送り先:郵便振替口座番号 00100-5-278805
        加入者名 日野「君が代」処分対策委員会


投稿者 管理者 : 2004年12月14日 01:10

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