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2005年01月16日

札幌市立大、学長に内田・北大教授-市が方針 週明けにも要請

北海道新聞(1/15)

 二○○六年四月の開学を目指す札幌市立大学(仮称)の学長予定者について、札幌市は十四日までに、市の大学設置準備委員会委員長で、北大大学院経済学研究科長・経済学部長の内田和男教授(58)を起用する方針を固めた。週明けにも内田教授に就任を要請する。

 内田教授は名古屋市生まれ。大阪大学大学院を修了後、北大経済学部講師、助教授、教授を経て、一九九八年から学部長に就任。専門はマクロ経済で、日本経済学会理事なども務める。

 市立大学構想には、○一年十一月に発足した「市立高等専門学校・高等看護学院の大学化懇話会」の時代から座長としてかかわっており、○三年に大学設置準備委員会が設置されると同時に委員長に就任。大学化に向けた論議を熟知しており、北大でも法人移行準備委員会の幹事会のメンバーを務めるなど、大学運営について深い見識を持つことから、就任を要請することになった。

 初代学長には当初、名古屋市立大大学院芸術工学研究科の川崎和男教授が就任する予定だったが、教員の選考方法などをめぐり、川崎教授が市側に強い不信感を抱いたことから昨年七月に就任を辞退。市側はその後、別の大学教授に就任を要請していたが固辞され、昨年末に要請を断念した。

 内田教授は北海道新聞の取材に対し「就任要請については即答は避けるつもりだ。ただ、(大学設置準備委員会の)委員長として、学長予定者が決まらない事態の責任もあるので、市との話し合いには真摯(しんし)な姿勢で臨みたい」と話している。


投稿者 管理者 : 2005年01月16日 01:58

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