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2005年02月28日

弘前学院大不当解雇事件控訴審、2月25日第4回口頭弁論で結審 判決へ

 弘前学院大学解雇事件において、青森地裁弘前支部の判決(2004年3月18日)を不服として控訴していた学校法人側は,2月25日の控訴審(仙台高裁秋田支部)第4回口頭弁論において、元学生を当該教員の教員不適格性の証拠とすべく証人尋問しました。

 証言台に立った元学生は、当該教員について、教員としての適格性に疑義を唱える証言をしましたが、当該教員側は反対尋問をするだけに留め、証言内容に対する異議はあるものの,それを主張しませんでした。
 
 裁判長は今回の高等尋問をもって弁論を終結し、和解勧告の宣言・判決期日の言い渡しを行いました。判決日時は3月30日(水)11時15分です。
 
 この後、和解交渉に入りましたが、学校法人側は本部事務長が出席したきりで、経営上決定権のある理事長その他が姿を見せなかったため、この日の交渉は頓挫することとなりました。以降、和解交渉は期日外で進められます。 
 
 なお、学校法人は、控訴審において、当該教員の教員不適格性とされるものの事例のうちのいくつかについて,地裁判決の判断に不服があるものとするだけで,整理解雇の要件の否定に反する反論や,解雇決定に至るまでの違法性・注意義務違反との判断への反論は最後まで行いませんでした。


投稿者 管理者 : 2005年02月28日 00:13

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