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2005年04月05日

平安女学院大学 守山キャンパスの存続を守ろうの会、守山市に抗議

平安女学院大学 守山キャンパスの存続を守ろうの会
 ∟●私たちが追い出された後の守山キャンパスの跡地利用
 ∟●平安女学院大学びわ湖守山キャンパスの跡地利用計画に関する学生からの抗議について

私たちが追い出された後の守山キャンパスの跡地利用

 新聞報道によると、私たちの守山キャンパスがある滋賀県守山市の女子高校(市立守山女子高校)が、立命館大学の付属高校に移管される構想があることを3月31日市長が記者会見で認めました。その中で市長は、守山キャンパスの跡地を移管後の高校(立命館)の校舎として活用する事を一つの選択肢としていると言っています。教育環境が守られるべきである、と守山キャンパスの存続を求める活動してきた私たちは、この市長の対応を見過ごすわけにはいきません。市長は私たちの存続を求める訴えに対して「学生の気持ちを真摯に受け止めたい」と何度も発言しています。そして、市長は守山キャンパス(現代文化学部)の存続を求める署名にも協力し、私たちを応援するとしてきました。しかしながら、以前からこのような協議がすでに進められていたことは、私たちに対する発言と矛盾するものです。さらに報道によると、守山女子高校の教職員及び生徒はこのような構想を全く知らされていなかったそうです。これは、守山キャンパスから高槻キャンパスへの移転を突然知らされたのと同じやり方、つまり学院側の学生に向けた対応と、市の生徒(教職員を含む)に向けた対応が一緒という事です。
 このような守山市のやり方に対して、「平安女学院大学守山キャンパスの存続を守ろうの会」に、市に対する抗議の声が学生からよせられましたので、この声を守山市に届けると共に改めて抗議する意向を伝えました。

平安女学院大学びわ湖守山キャンパスの跡地利用計画に関する学生からの抗議について

<新聞報道一覧>
市立守山女子高、立命館へ譲渡(朝日新聞2005/3/31)
伝統引き継ぎ移管、守山女子高 立命館と合意 交渉認める (京都新聞2005/4/1)
市立守山女子高:立命館へ移管 「生徒の不利にならぬよう」--市長会見 /滋賀(毎日新聞/4/1)
補助金8億円の返還を求める 国松知事 平安女学院に対し (京都新聞2005/4/1)

平成17年3月31日

平安女学院大学びわ湖守山キャンパスの
跡地利用計画に関する学生からの抗議について

平安女学院大学守山キャンパスの存続を守ろうの会

 本日、平安女学院大学守山キャンパスの存続を守ろうの会に、守山市に対する抗議が学生からよせられました。その主な内容は次のようなものです。
・一年前の守山キャンパス統合に関する新聞報道を思い出した。守山女子高の生徒が被る被害と守山キャンパスの学生が被った被害は一緒である。
・市長の対応と理事長の対応が一緒だ。
・守山市は、まだ守山キャンパスに在学している学生がいると言うことを理解しているのか。
・守山キャンパスでリストラが行われたように、守山女子高校の教職員のリストラが心配だ。
・市長のやり方に憤りを感じる。
・在学生の気持ちを踏みにじる行為、学生の意見を無視した行為だと怒りを抑えきれません。
・まだ次年度になっていないのになぜこの報道なのか。守山キャンパスに通いたくても通えない私たちの事をもっと考えてほしい。
というものです。
これを受けて、会としては改めて守山市に抗議する予定です。

[追加新聞報道]

市立守山女子高の移管問題:市長「政治生命かけた判断」-守山で説明会

毎日新聞(4/04)

 ◇保護者ら、突然の知らせに不安の声
 学校法人立命館(京都市北区)が守山市立守山女子高(守山市勝部3)と平安女学院大びわ湖守山キャンパス(同市三宅町)をセットで取得し、守山女子高を立命館大付属高に移管する交渉が行われている問題を巡り、守山市が3日、在校生や保護者を対象にした説明会を開催。山田亘宏市長は「政治生命をかけた判断」と移管に理解を求めたが、突然の知らせに出席者からは不安の声が相次いだ。【阿部雄介】
 同市民ホールで非公開形式で行われた説明会には約220人の在校生、保護者などが出席した。
 会合終了後の市側の説明によると、山田市長が平安女学院大の移転統合に伴う補助金返還問題に触れ「訴訟になれば供託金も必要で、泥沼化する恐れがある。補助金の代わりに大学の土地、建物を受け取り、守山女子高を移管するのが現実的な判断」と説明。速やかに市と立命館、平安女学院大の3者で協定を結びたい考えを示した。さらに山川芳志郎教育長が、(1)在校生の教育課程は卒業時まで保証(2)市採用の教員は、今年度の新1年生の卒業時まで高校に残留(3)授業料は現状維持――などを立命館側と協議していることを説明した。
 授業内容や卒業生の扱いなど、今後ついて具体的な質問が続出したが、市側は「今後検討したい」との返事を繰り返した。また「県立への移管など他の選択肢は考えられなかったのか」との質問には「廃校だけは避けたいという思いで苦渋の決断」と釈明。「平安女学院大の問題を解決するために女子高が犠牲となるのか」と非難する意見も出たという。
 市は2日に同窓会役員などを対象にした説明会を開催したが「理解を得られる段階には至ってない」としており、「教職員や生徒など、それぞれに理解をしてもらえるまで何度でも説明していきたい」としている。


投稿者 管理者 : 2005年04月05日 00:01

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