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2005年04月15日

「論文博士」制度、将来は廃止を・中教審部会が報告案

日経新聞(4/14)

 大学院教育の今後のあり方を論議してきた中央教育審議会の大学院部会は14日、社会人などが大学院に在籍しないまま論文審査を受けて博士の学位を得るいわゆる「論文博士」の制度を将来的には廃止すべきだとする中間報告案をまとめた。報告案はさらに検討を加え、5―6月にも開かれる大学分科会に提出する。

 論文博士は日本独特の制度で、2001年度に授与された博士号約1万6000件のうち36%を占める。この割合は伝統的に博士号のハードルが高く、大学院在学中に取得できない人が多いとされる人文系では45%と特に高い。

 報告案は(1)学位は大学の教育課程修了の証明として授与されるという原則が国際的に定着している(2)大学間の国際競争・協力が盛んになる中で学位の国際的な信頼性の確保が重要――などの点を指摘。博士課程の教育指導態勢を充実させた上で、論文博士制度を廃止することが適当とした。


[同ニュース]
論文だけで博士、駄目 大学院重視で一致、中教審部会(共同通信4/14)

投稿者 管理者 : 2005年04月15日 00:17

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