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2005年05月04日

徳島大、教員の業績評価制度 本格導入に向け試行

徳島大が業績評価制度試行 本年度、教員の1割で基準検討

徳島新聞(5/03)

 徳島大学は本年度、教員の教育、研究、社会貢献などの業績の評価制度を試行する。前期中に各学部やセンターの約10%の教員でシミュレーションを実施して基準の妥当性を検討。必要であれば修正を加え、早ければ十月から全教員を対象にする。本格導入は来年度を目指している。教員の業績を明確化するとともに、評価が良ければ賞与などで処遇し、やる気を起こさせるのが狙い。

 評価の対象になるのは専任教員。<1>教育<2>研究<3>地域活動や一般対象の講演などの社会貢献<4>学内委員会活動などの組織運営<5>インターネット環境の整備など学内に対する支援業務<6>診療-の六分野で評価する。

 評価は自己申告に基づく。例えば教育分野では学生からの授業評価の結果や授業時間数、論文指導の学生数など、研究分野では論文発表、学会発表の件数や外部資金の獲得額などでポイントを加算し、分野ごとに点数化する。同じ論文発表でもイギリスの科学誌「ネイチャー」などの国際的論文誌の掲載と、国内誌ではポイントが異なるといった具合に、質の差も反映させる。

 評価は分野ごとに行い、六分野を総合的にみることはしない。来年度からの本格導入後は、各分野で特に秀でた教員を賞与の上乗せや特別昇給などで処遇し、評価が悪かった教員には指導や勧告を行う予定。

 鳴門教育大学も来年度からの導入を目指して、検討に入っている。全国では、高知工科大学などで既に導入しているほか、法人化を機に導入を検討している大学が多い。


投稿者 管理者 : 2005年05月04日 00:00

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