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2005年05月20日

埼大労組、次の一手は?

埼玉大学ウォッチ「埼大労組、次の一手は?」(2005.5.18)

田隅三生埼玉大学長は4月16日、埼玉大学ホームページ(学内限定)にメッセージを載せ、教職員に気軽に学長室を訪れ、学長と面談するよう呼びかけた。「面談が直ちに本学の運営に反映されるわけではありませんが、意見交換が何らかの意味を持つことはあり得ます」と書いているので、これは“学長炉辺談話”を聞きにおいで、あるいは“茶飲み話”をしにいらっしゃい、というレベルの私的なお招きである。

今回の学長文書の公表は、5月11日の『組合ニュース』3号と翌12日の「組合アピール」に感応しての教職員へのよびかけではあるが、労組に対する回答ではない。しかし、埼玉大学労組からの再三にわたる団交への出席要請に関連して、田隅学長はこの文書の中で「教職員組織、例えば過半数代表や教職員組合、と国立大学法人埼玉大学との交渉には、学長ではなく、総務担当理事らが当たることになっています」と書き、間接的に、しかし事実上、またも団交出席の可能性を否定した。労組は大学運営に関する学長の見解や行動に疑義があるとして、これまで繰り返し大学の最高経営責任者として学長が直接、団交の席で説明することを求めてきた。一方、学長は4月28日に人事課長を通して、学長見解は教育研究評議会に対して回答したものであり、組合に答える筋合いのものではない、という内容の回答を労組にしていた。

田隅学長は就任から1年余、労組との団交や過半数代表との協議の席に、一度も臨んだことがない。使用者側の最高責任者ではあるが、労組などと公の場で議論することを意図的に避けてきた。一方で、個人的な面談については非常に乗り気で、今回も「これまでに面談の希望が多くなかったのは事実ですが、学長が面談を拒否したことは一度もありません」「教職員から面談の希望がだされることを期待しています」と言っている。……(後略)


投稿者 管理者 : 2005年05月20日 00:11

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