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2005年05月27日

高等教育研究会、中教審「我が国の高等教育の将来像」答申を読み解く

高等教育研究会
 ∟●第57回定例研究会、中教審「我が国の高等教育の将来像」答申を読み解く

第57回定例研究会

中教審「我が国の高等教育の将来像」答申を読み解く

 日時:2005年6月2日(木)  午後6時30分~
 場所:京都私学会館206号室    
 報告:細井 克彦氏(大阪市立大学大学院文学研究科教授。教育行政学)

 今回の定例研究会では、今年1月末に文部科学省・中央教育審議会より答申された「我が国の高等教育の将来像(グランドデザイン)」の検討をおこないます。
 本答申では、高等教育期間の機能別分化や個性化、地域配置の考え方、国際化や質の保証(認証評価制度の導入)など多岐にわたって言及しています。ただし、高等教育機関のあるべき姿としての「機能的分化」や「個性化」にかんして、具体的な計画を示す段階になると、財源問題を中心にこの答申の本質が見えてきます。
 特に、競争的資源の配分に関わっては、「国公私を通じた競争的・重点的支援の拡充により、積極的に改革に取り組む大学等をきめ細やかに支援すること」「民間企業を含めた研究開発のための公的資源配分を大学等にも開放すること」「競争的資源配分の間接経費の充実により、機動的・戦略的な機関運営を支援すること」など、かなり具体性を持って書き込まれています。このように、答申は今後の「高等教育の将来像」を考えるにあたって、さまざまな問題を内包しているため、私たち教職員自らも今後の高等教育像について、どのようにイメージして考えていくのかということが重要な課題になっています。
 答申はすでに各方面で、さまざまな検討や論議がおこなわれていますが、当研究会においても内容や特徴点などを明らかにする中で、今後の大学づくりにおける課題を考えたいと思います。


投稿者 管理者 : 2005年05月27日 01:24

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