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2005年06月08日

塩澤、小野、西頭氏の争い 新「富大」学長選、3大学から候補適任者

北国新聞(6/07)

 富大、富山医薬大、高岡短大を統合して発足する新「富大」学長選の候補適任者推薦は六日に締め切られた。各大学は現役員を中心に候補適任者を検討、富大は塩澤和章副学長、富山医薬大は小野武年学長、高岡短大は西頭徳三学長でほぼ一本化されたとみられる。

 富大は瀧澤弘学長が早い時期から辞退の意向を示し、代わって塩澤副学長を推薦した。瀧澤学長は先月末、全学部長が出席して開かれた評議会で塩澤副学長による全学規模の候補一本化を提案した。一時は同副学長の出身学部である工学部が別の候補適任者を推す動きもあったが、推薦を受けた教授は辞退した。

 富山医薬大は医学部が小野学長を候補適任者とし、推薦に必要な二十人の推薦を集めた。薬学部と和漢薬研究所は、二〇〇三(平成十五)年に行われた同大の学長選でほかの教授を支持した教員が多かったが、今回は小野学長支持でほぼ一本化の姿勢を見せている。

 高岡短大では西頭徳三学長を推す声が上がっていたが、同学長が態度を保留していたため、五日に会議を開き、全教員のおよそ八割となる約四十人の署名を集めて説得した。学内での得票率は9割を超えることが予想されることから、同学長は芸術文化学部となる同短大をアピールする好機ととらえて推薦を受けた。十四日に各大学は助手以上による意向投票を実施する。

 新学長の最終決定権は「合同学長選考会議」にあり、半数の学外委員を含む二十四人が候補適任者を面接した上で十五日に決め、閣議決定を経て七月一日に文科相が指名する。各大学の委員の内訳は富大、富山医薬大が各十人(いずれも学内五人)、高岡短大が四人(学内二人)となっている。


投稿者 管理者 : 2005年06月08日 00:15

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