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2004年02月21日

134国公私立大学有志473名から横浜市議会へ「新横浜市大」定款審議にあたっての要請

Academia e-Network Letter No 58 (2004.02.20 Fri) より転載。

平成16年2月20日(金)

横浜市議会大学教育委員会 委員各位
横浜市議会議員 各位

国公私立教員有志473名一同

 公立大学法人横浜市立大学の定款審議にあたり、全国の国公私立大学134校の教員有志473名と、7都道府県の市民有志19名が、横浜市議会議員のみなさまに、以下の要望書を再度送付いたします。
 昨年12月1日に大学委員会委員の方々に同要望書を送付してより新たに131名の大学界有志が連署に加わり、連署者が所属する大学数も30校増えております。また、市民の有志11名が新たに要請書への賛同の意を示されています。さらに、連署者からの新なメッセージも寄せられています。
 伝統ある横浜市立大学は日本社会の貴重な財産であり、市民の選挙で選ばれた市長が好き勝手にしてよい横浜市の「所有物」である、という認識は重大な思い違いではないでしょうか。社会の財産を担い育む栄誉ある使命をどうか横浜市が今後も担っていかれますよう願っております。
 定款では、学長選考会議が選出する学長は理事長に従属する位置付けが明記されており、市長が直接任命する理事長が実質的に大学を統括する組織設計となっています。教員人事が教育研究審議会の審議事項から外されているために、市長をトップとする大学管理体制は徹底したものとなります。このような組織は自由闊達な精神活動を大学から駆逐するもので「もはや大学ではなく専門学校である」という永岑三千輝横浜市立大学が指摘する通り、大学という名に値しないものです。
 以下の要望書、および、連署者のメッセージをどうぞご一読いただき、「定款」を超会派で子細に吟味し、「公立大学法人横浜市立大学」が真の大学か否かを判断してくださいますようお願い致します。

横浜市議会への要請書

投稿者 管理者 : 2004年02月21日 01:32

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