« 厚生労働省、産業別最低賃金の廃止を検討 | メイン | 京大井上事件、京都地裁平成16年3月31日判決論評 »
2004年04月10日
『04/3/28任期制・年俸制シンポジウム』の報告から
『04/3/28任期制・年俸制シンポジウム』の報告から
総合理学研究科 佐藤真彦『任期制・年俸制シンポジウム報告集04-3-28』
http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/040328houkoku.htm 参照【抜粋】
このように,大学にとっても市民にとっても,百害あって一利もない“改革”であることが明白であるにもかかわらず,横浜市や東京都が「任期制・年俸制」を,執拗かつ強引に導入しようとしている“背景と真のねらい”は何だろうか?中田市長や石原知事の個性によるところも大きいと思われるが,つまり,彼らの“パフォーマンス好き”や“大学人・大学界”に対する強い反感等もあると思われるが,おそらく,縮小統合に伴う人員削減と人件費抑制,および,人事と予算に関連した権限の完全掌握による官僚統制強化であり,首長およびその官僚たちの思い通りに大学を管理することを狙っていることは確かだろう.これでは,彼らが主張する“大学間競争に勝ち残る”どころか,横浜市大や都立大ですでに始まっている“教員の大量逃散”や“優秀教員の募集難”で“大学間競争に敗北する”ことは必至である.…
投稿者 管理者 : 2004年04月10日 00:01
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/742