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2004年04月10日

拘束された3人を事実上見捨てることを傍観することは,日本が日本の未来を見捨てることだ!

Academia e-Network Letter No 92 (2004.04.09 Fri) 編集後記より

 今、捕われている人たちは、日本の若い世代のポテンシャルを象徴するような人たちである。日本の未来そのものが苦難に陥っている。「国益」や「国の威信」のために古い世代がこの人たちを事実上見すてることを傍観することは、日本が日本の未来を見捨てることでもある。しかし、自業自得だとか、自作自演だ、という情けない意見がネットでは溢れているし、政府高官になり切って、愚かで迷惑なひとたちだ、と言葉を尽して非難する人たちが五万といるが、大学教員からも以下のようなメールを二通頂戴した。もしもこういう皮相的意見が大学社会の多数派であるとすれば寂しいかぎりであるし、大学が社会から疎まれても仕方がないだろう。

「危険地帯へ周囲の助言を無視して行ったのは個人の責任です。それを政府にお願いするのは我が儘以外の何者でもありません。危険な雪山に軽装備で行って税金で救助してもらうのと同じことです。無謀な行動に対しては自己責任があるのは仕方ないと思います。」

「本メールマガジンはあくまで「国立大学法人化問題」のためのものであって、特定の政治活動を行なうためのものではないはずです。私自身も政府のイラク問題に対する対応には多少含むところはありますが、そもそも今回テロ勢力に拉致された彼らは政府の「渡航自粛勧告」を無視してイラク入りをしている私人の方々なので、結果責任も冷たいかもしれませんが自分で取らなくてはならないと考えます。」


投稿者 管理者 : 2004年04月10日 10:14

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