個別エントリー別

« 厚生労働省、若年者雇用支援の「ジョブカフェ」 4月中に20府県でオープン | メイン | 群馬大と埼玉大の統合問題、一時棚上げ »

2004年04月24日

成果主義賃金導入の企業、90%以上が制度運用で問題

 年俸制等の成果主義賃金は,民間大手企業を中心に急速に導入されているが,運用面における実態は下記の報道にあるように,評価基準等をめぐって問題を抱えている。大学の研究・教育職は,業績等成果を定量的に把握ことは困難であり,その質が鋭く問われる。したがって,ここに成果主義賃金が導入された場合には,一般民間企業以上に深刻な問題を露呈させることになることは確実である。

共同通信(4/23)より部分引用

 従業員個人の業績を賃金に反映する成果主義賃金制度を導入している企業の90%以上が、評価基準などをめぐって問題を抱えていることが23日、人事院の外郭団体「日本人事行政研究所」の調査で分かった。…

 …成果主義賃金を導入しているのは全体の67%の132社。複数回答で、評価基準の明確化が困難(66%)、業務内容の異なる者の評価の調整が困難(65%)、評定者の自覚や訓練の不足(58%)−など大半の企業が制度の導入による問題点を指摘する一方、特に問題がないと回答したのはわずか5%だった。
 同研究所は「成果主義賃金の導入は本格化しているが、運用に苦労していることがうかがえる」と分析している。…


投稿者 管理者 : 2004年04月24日 00:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/836

コメント