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2004年05月14日

衆議院憲法調査会、初の中央公聴会を開催(5月12日)

衆議院憲法調査会「公聴会の公述人について」(5月10日)

(幹事会推薦の公述人)
猪口 邦子 君 上智大学法学部教授
小熊 英二 君 慶應義塾大学総合政策学部助教授
川本 裕子 君 早稲田大学大学院教授
船曳 建夫 君 東京大学大学院教授・文化人類学者
山崎 正和 君 東亜大学学長
吉田 健一 君 弁護士

(一般公募の公述人)
群馬県 井ノ川金三 君 (77歳) 元群馬県林業改良普及協会事務局長 表示(PDF)(248KB)
東京都 安保 克也 君 (40歳) 日本電子専門学校専任講師 表示(HTML)
兵庫県 日高  明 君 (25歳) 元四国学院大学大学院生 表示(HTML)

衆院憲法調査会:中央公聴会開催 学識経験者ら6人が意見

毎日新聞(5/13)より

 …衆院憲法調査会は12日、国会内で中央公聴会を開き、学識経験者ら6人の公述人から憲法改正について意見を聞いた。国際貢献における自衛隊活用の観点から9条改正問題が議論の中心となったが、「対米従属をより深める可能性が高い」など改正に否定的な意見も出た。…

 …猪口邦子・上智大教授は「重要なのは経済支援や復興支援だが、国際平和を誠実に希求する国家として(実力組織を)保持するという考えもある」と述べ、憲法の精神を生かしながら自衛隊が国際貢献する必要性を強調した。

 一方、小熊英二・慶応大総合政策学部助教授は「米国の力が強すぎる中で9条を改正すると、対米従属をより深める可能性が強く、(改正は)慎重さを要する」と9条改正に警告。船曳建夫・東大大学院教授も「世界は次第に戦争ができなくなっている。世界の方が憲法の考えに近づいており、9条の縛りが国益を損なっているとは思えない」と否定的な意見を述べた。

 また山崎正和・東亜大学長は「現状と合わなければ改正すべきだ」とする半面、「現在の政府が取っている(国際貢献での自衛隊の)行動の範囲ならば改正の必要はない」と述べた。

 多発する青少年犯罪の問題と教育の関係に触れ、「憲法前文に『愛国心』を入れるべきではないか」との指摘も出た。これに対し、船曳教授は「愛国心は国民の共通理解。日本は数百年にわたって共通理解を作り上げてきた。愛国心は十分にあり、心配ない」と述べた。…


投稿者 管理者 : 2004年05月14日 00:22

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