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2004年05月14日

北陸大学、法人の給与改定方針 「給与は成果主義で決定、諸手当廃止」

北陸大学教職員組合ニュース 第211号(2004.5.11 発行)

 平成15年度給与改定については、今回も法人側は具体案を示しませんでした。
 給与について、冒頭、法人側から、組合が要求している1.5%引き上げには応じられないという話が改めてあり、さらに、給与は、これからは従来の年齢給や職能給の表に基づいて決めていくのではなく、扶養手当、住居手当などの諸手当もすべて廃止し、職員の成果・業績などに基づいて決めていきたいという方針表明がありました。そのため、平成15年度の給与改定もまだ行っていないという説明でした。では、いつ、その方針の具体的な案ができるのかという質問に対して、平成16年度内には具体的なものを作りたいという答がありました。しかし、法人側からは、個々の職員の成果・業績などを一体どのように公正に評価し、給与の基準としていくことができるのかについては一切の言及はありませんでした。…

 また,北陸大学教職員組合は,学園側に対して要求書を2つ提出している。そのうち,一つを掲載します。

北陸大学教職組発第129号
2004年4月8日

学校法人北陸大学
理事長 北元 喜朗殿
学長 河島 進殿 
北陸大学教職員組合
執行委員長 佐倉直樹
 
  
要 求 書

 2004年4月1日に行われた、学長、センター長主催による教育能力開発センター懇談会において、従来のアドバイザー制度に代わるものとして、2004年度の未来創造学部、外国語学部、法学部のクラス担任制について説明があり、クラスの担当者が発表されました。
 しかるに、留学生も含め、全部で60近くのクラスがあるにもかかわらず、担任となる教員の数は約30名しかいません。なぜか、一つもクラスを担任しない教員が10数名いる一方で、1人で4つものクラス、つまり100名前後の学生を担当する教員がいます。また、北陸大学に長年勤務し、要職まで務めた教員が1クラスも担当せず、まったくの新任の教員が複数クラスを担当するという事実もあります。
 学生の教育と指導になぜ教員の総力で取り組もうとしないのでしょうか。なぜ、かくも多数の教員がクラス担任とならないのでしょうか。このような配属は、4月1日の辞令交付式でも北元理事長が何度も強調した、全教職員が一丸となって学生一人ひとりを大事にする本学の経営方針とはまったく相反するものです。
 北陸大学教職員組合は、以下の3項目について,早急に文書で説明することを要求するものです。
  1)なぜ全教員をクラス担当者としないのか。
  2)クラス担当教員の決定はどのような基準によって行ったのか。
  3)クラスを担当しない個々の教員がクラス担任とならなかった理由。


投稿者 管理者 : 2004年05月14日 00:11

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