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2004年05月20日

国民保護法案の共同修正案まとまる 自民・公明・民主

 有事関連7法案が本日20日に衆議院を通過する見込みとされる。この法案,国民にどこまで知らされているのだろうか?おそらく99%の国民は誰もその内容について知ってはいまい。7法案というが,7つの法律名さえ知らない。それが次々と法律として通過する。マスコミもほとんど小さな出来事として扱っている。しかも,重大な緊急災害時に,国民を助けるようなありがたい措置を決めるかのような説明である。
 ナチスのユダヤ人ホロコーストの過程では,最初,ユダヤ人商店に「ダビデの星」が書かれた(張られた)。しかもその「ダビデの星」の数は,ただ少しずつ一軒一軒増えていっただけという。その過程は劇的な変化を伴うものでなく,それゆえ後に発生した大虐殺を予想させるものではなかった。しかし,そのような積み重ねは確実に取り返しのつかない事態を招来させたのである。
 一般国民の意識のレベルにおいて,当時のドイツと今の日本とどこが違うのだろうか?

朝日新聞(5/18)より部分抜粋

 自民、公明、民主3党は18日、政府提出の有事関連7法案のうち国民保護法案の共同修正案をまとめた。修正は、政府が大規模テロなどを「緊急対処事態」と認定し、対処方針を閣議決定した場合、国会の事後承認を必要とするのが柱。19日の衆院有事法制特別委に共同提出する。有事関連7法案と3条約の締結承認案は3党の賛成多数で同日の委員会で可決、20日に衆院本会議を通過する。…

投稿者 管理者 : 2004年05月20日 00:01

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